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我が家の暖活事情

  全国的にみても、静岡県は温暖な地域で知られています。ところが、冬場、家の中は意外と寒い!「全国部屋の温度調査(2010年・株式会社ウェザーニューズ)」によると、全国平均18.93℃に対して静岡県は18.41℃と平均以下で、温度の高い順で34位(47都道府県中)。寒さの厳しい北海道や東北は、家の中は暖かいという話はよく聞きますが、この調査においてもそれらの地域は上位となっていました。
 最近では、ハウスメーカーの技術が進み、1年中快適に過ごすことができるお宅も増えています。実際のところはどうなのでしょうか。静岡県で最近住宅を購入した人に、冬の我が家の室内環境をたずねてみました。

 

 

 ■冬の我が家は、「快適」75% 「不快」25%


お宅の家の中について、季節ごとの快適度をお答えください。

 最近のお宅は、やはり冬でも快適に過ごすことができるようです。冬の時期の家の中について、「快適(快適+まあ快適)」と回答したお宅は75%。確かにハウスメーカーの技術の進歩が感じられる結果となっています。ちなみに、夏については「快適(快適+まあ快適)」が70%となっていますが、冬と比べてやや快適に感じるひとの割合が低くなっていました。


 

 ■冬の我が家、不人気箇所 1位は「浴室・脱衣所」


お宅の家の中における、冬場の「温度・湿度の環境」について、どの程度満足していますか。 各部屋ごとにお答えください。

 冬場のお部屋の快適性については、リビング・ダイニング、キッチン、寝室など、いわゆる居室は満足度が高くなっています。一方、トイレ、浴室・脱衣所、廊下・階段、玄関などについても満足度は低くはありませんが、居室と比べるとやや劣る結果となりました。特に浴室・脱衣所については、不満を感じている人が3割にのぼり、一番の不人気箇所となっています。


 

 ■「断熱窓」の設置率は 6割!


家の中の寒さ対策として、お宅で取り入れている設備をお答えください。

 寒さ対策の設備として最も多くのお宅で設置されていたのは「断熱性に優れた窓」で、6割にのぼります。次いで「高気密・高断熱構造」、「浴室暖房乾燥機」、「断熱性・遮光性カーテン」と続きます。憧れの「床暖房」も、最近では4件に1件のお宅で設置されているようですね。


 

 

 ■私の〝寒さ対策〟


カーペットの下にアルミシートをひく。(女性40代)
リビング階段なので、ロールスクリーンをしている。(女性30代)
洗濯物を夜部屋干しし、適度な湿気を保つようにしている。(男性40代)
エアコンをつけてシーリングファンを回すことで空気を循環。(女性30代)
普段使わない部屋の扉は必ず閉め、なるべく熱効率をあげるようにしている。(男性40代)
日中はカーテンを開け日差しを取り入れ、日が落ちる前には厚地のカーテンを閉める。(女性60代)
日中は日差しを入れてなるべく部屋を暖かくし、夕方には日が落ちる前にシャッターを閉めて保温に努める。(男性40代)
フローリングにカーペットを敷く。(女性30代)
ジョイントマットを床に敷いている。(女性30代)

 

 ■私の〝冷え対策〟


軽めの運動を隙間時間にする。(男性30代)
ストレッチなどで血流を良くする。(女性30代)
毎日、かんぷ摩擦を行う。(男性50代)
子どもと遊ぶ。(女性40代)
冬でも薄着ですごす。(男性40代)
生姜やキムチをふんだんに使った料理を多くしている。(男性60代)
ゆっくりお風呂に入ってあたたまって、湯冷めしないように早めに就寝する。(女性30代)
とにかく厚着。(女性40代)
モコモコの靴下をはく。(女性30代)
靴下を二重にしてはく。(男性40代)

 


▪️調査概要 

調査主体 (株)トムス
調査方法 インターネットリサーチ
調査対象 静岡県内在住の男女で最近7年以内に
     注文住宅を購入した人(206人)
調査期間 2018年10月3日(水)~4日(木)

※グラフ上の数字は小数点以下第1位を四捨五入しています。 このため、百分比の合計が100%にならないことがあります。