特集

夫の主張、妻の主張

 家づくりは家族の一大事!だからこそ夫婦ともに真剣勝負。 夫、妻、子供、家族みんなのこだわりを形にしていく過程は楽しいものですが、 お互いの意見がぶつかることも。 そこで、家づくりの先輩たちに、 家族間で意見が合わなかった場合の解決方法などを聞いてみました。

家づくりを進める中で、 次にあげるそれぞれの箇所について お宅ではどなたの意見が尊重されましたか。

 ■妻の主張


●キッチン
●収納スペース
●洗面所
●家事動線
●掃除のしやすさ

 やはり家事に関連した部分にこだわりを持っている妻が多いようです。仕事、子育てと最近の妻たちは何かと忙しい!だから快適な家事ができる環境を手に入れたいとの思いは、妻たちの共通した願望です。これからの時代、家事は夫と妻の共同作業というスタイルが増えてくると思いますが、ここは妻に任せて、夫にも妻にも快適な家事ライフを実現してみては。

 ■夫と妻の主張


●リビング
●外 観
●寝 室
●デザイン
●玄 関

 家族の共用スペースや家のデザイン・外観については、夫の意見を尊重するお宅と、妻の意見を尊重したお宅が半々となっています。夫、妻のそれぞれの主張がぶつかるのは、実はこのあたりかもしれません。玄関、デザイン、外観、リビングのいずれもお宅のセンスが表われる場所ですので、特にこだわりをもって検討するお宅が多いのではないでしょうか。

 ■夫の主張


●工 法
●防災・防犯
●耐震性能
●気密性

 夫は家族の大黒柱。家族を守りたいとの思いは今も昔も変わらないのでは。家づくりへの思いも夫は家族の安全・安心を一番に考えている様子が、夫の主張からもうかがい知ることができます。昨今、頻繁に発生する自然災害から家族を守るためには、立地や工法、耐震性能は非常に重要なポイントになります。施工会社のアドバイスを受けながら、ここは夫に任せて安全で安心な我が家を手に入れましょう。

 ■私たち、このように解決しました


◆担当決め

●インテリアの好みで意見が合いませんでしたが、この部屋は自分の好みに、他の部屋は妻の好みに合わせるなどして決めました。(男性30代)
●私がキッチンと洗面、主人がお風呂とその他の箇所と担当を決めていたので、もめることはありませんでした。(女性30代)

◆予算を判断軸に
●主人は全フロア無垢にしたかったようですが、予算との兼ね合いでLDKのみ無垢にしました。(女性30代)
●理想はそれぞれ沢山ありましたが、予算を考えるとお互い妥協せざるを得ませんでした。お互いに最善策をさがしていくことで解決しました。(女性40代)

◆とことん話し合い
●主人は、「地下室がほしい」「隠し部屋がほしい」など値段を考えずに主張するので、現実的なものにしようと説得しました。(女性30代)
●家は大きく、土地も広く、エクステリアも充実させる…などと理想ばかり言っても仕方がないので、お互いどこまで妥協することが出来るかで決めました。(男性30代)

◆要望に応えて くれたお返しに
●私の方が要望が多かったので、主人の希望は取り入れることにしました。  (女性30代)
●意見の相違はありましたが、キッチンについての要望に応えてくれたので、私が折れました。(女性30代)

◆住宅会社のアドバイス
●カーテンの種類を選ぶ際に好みが違ったので、インテリア担当の方に意見を聞きながら決めました。(女性30代)
●間取りについて多少意見の食い違いがありましたが、工務店の方に上手くまとめてもらいました。(男性40代)

◆百聞は一見にしかず
●外壁の色について意見が分かれましたが、カタログだけでは実際の色がわからないので、ショールームに行って決めました。(女性30代)
●土地について、私は立地や地盤の問題、周辺の環境などいろいろ確認して決めたかったのですが、主人はインターネットだけで判断して、早く契約したいようでした。そんな主人を説得して現地に行ったところ、予想外に良くなかったことがあり、それからは慎重に考えるようになってくれました。  (女性30代)

▪️調査概要
調査主体 (株)トムス
調査方法 インターネットリサーチ
調査対象 静岡県内在住の男女で最近5年以内に
     注文住宅を購入した人(206サンプル)
調査期間 2018年3月23日(金)~2018年3月25日(日)