はじめての住まいづくり講座 Home Building Lecture

資金計画

将来を想定して不安を軽減!

マイホームへの夢を描く上で、どうしても避けて通れないのが資金計画。
家を建てるときだけでなく、住まい始めてからのことまであらかじめ考えておくことで、
ストレスや不安を減らして家づくりを進めることができます。
住宅ローンや諸経費など、お金について知っておきたいポイントを紹介します。

01総予算を把握しよう!

人生でもっとも高い買い物といわれるマイホーム。建物だけなのか、土地も含めて購入するのかによっても、大きく変わってきます。そのため、まずは資金計画を立てることをおすすめします。
その第一歩が総予算の把握。この場合の総予算とは、自己資金とローンの借り入れ可能額の合計のことを指します。
年収と返済可能額をもとに借入可能額を割り出しますが、注意したいのは、収入を手取りの金額で考えること。そして、ボーナスにはできるだけ頼らずに返済方法を検討すること。ボーナスには手を付けず、予備資金として貯金にまわすことで、繰り上げ返済に充てる余裕ができます。
自分では判断できないという場合は、金融機関や専門家に相談しましょう。

Q. ご計画の建物予算は? 新築予定者660人 建物のイメージ

4,000万円以上:24.7% 3,500万円以上~4,000万円未満:16.8% 3,000万円以上~3,500万円未満:23.9% 2,500万円以上~3,000万円未満:18.6% 2,000万円以上~2,500万円未満:11.8% 1,500万円以上~2,000万円未満:2.9% 1,500万円未満:1.2%

Q. ご計画の土地予算は? 新築予定者のうち土地購入予定者410人 売地のイメージ

2,500万円以上:6.8% 2,000万円以上~2,500万円未満:12.0% 1,500万円以上~2,000万円未満:32.0% 1,000万円以上~1,500万円未満:37.1% 500万円以上~1,000万円未満:10.7% 500万円未満:1.5%

データ出展:2023年4月~2024年3月
SBSマイホームセンター成約者アンケート

02家族のライフプランを考えよう!

住宅ローンを検討する際に忘れてはならないのは、家族のライフプランを想定して返済計画を立てること。
人生の三大資金「住宅資金」「教育資金」「老後資金」がいつ必要かを把握するためにも、家族のライフイベントを年表にしてみましょう。
子どもの入学や進学、自家用車の買い替え、家のメンテナンスや親の介護などを書き込むことで、
何年後にどんな費用が必要かが分かってきます。
お金の流れを可視化することで、マイホームの購入時期や予算も立てやすくなってきます。

03住宅ローンの内容を理解しよう!

住宅ローンには「固定金利型」「変動金利型」「固定金利選択型」の3種類があります。
ローンの金利は景気が良くなると上がり、悪くなると下がるものですが、金利1%の違いでトータルの返済額に数百万円もの差が生じることも。
そのため、景気の動向や固定型・変動型のメリット・デメリットを理解した上で、わが家のライフプランや経済状況に合ったローンを選びましょう。

固定金利型 変動金利型 固定金利選択型
金利が固定され、借入期間中は
変動しないタイプの住宅ローン
金利が市場金利によって
変動するタイプの住宅ローン
3・5・10年など金利を固定する
期間を選べるタイプの住宅ローン
メリット 返済中に金融情勢が高金利となっても返済額に影響がない。完済までの金利が決まっているので返済計画が立てやすい。 5年間の毎月の返済額は変わらず、6年目の新返済額も旧返済額の1.25倍が上限となる。
借り入れ後に金利が下がると、年2回の金利見直して元金部分の減少につながる。
全期間固定金利型に比べ、当初の金利が低いことが多いため、固定金利型よりも借り入れられる金額が多くなる。
期間終了後、金利が下がっていると返済額が減少する。
デメリット 金利が高い時期にローンを組むと、その後低金利となっても高いままの金利を負担することになる。 金利が低い時期にローンを組むと、その後金利が上昇したときに返済額が多くなる。返済計画に安定性がない。
金利が大幅に上昇した場合、未払い金利が残る場合もある。
期間終了後の返済計画が立てづらい。期間終了後、金利が上がると返済額が増える(上限がない)。

04建物のメンテナンス費用・諸経費も忘れずに!

土地や建物の建築費用に気を取られがちですが、思いのほかかかるのが、登記や税金といった諸経費、住み始めてからのメンテナンス費用。
マイホームは建てて終わりではなく、何年も住むうちに維持・管理やリフォーム代が必要となります。
一般的な住宅は30年間に外装や内装、水回りなどのリフォームに約500~1,000万円かかるともいわれるほど。
あらかじめリフォームのための備えも考慮しておいたほうがいいでしょう。

マイホームにかかるおもな諸経費

  • 登記手数料
  • 住宅ローン保証料
  • 物件検査手数料
  • 仲介手数料
  • 印紙税
  • 消費税
  • 登録免許税
  • 固定資産税
  • 都市計画税
  • 不動産取得税
  • 仮住まい費用
  • 引っ越し
  • 家具購入費
  • 予備費用
  • ほか

「諸経費」には住宅の購入や建築の際に必要な税金や各種の手数料が含まれます。
また、工事費や引っ越し費用、新築に合わせた家具などの購入費、近所の挨拶回りなどが必要になることも。
目安として「住宅購入価格の10%」ともいわれています。

05無理のない住宅ローンを組もう!

夢のマイホームが完成しても、いざ生活が始まってからローン返済に追われ、生活が苦しくなってしまうのでは本末転倒です。
入居後にもゆとりをもって家族みんなで楽しく暮らすためにも、無理のない住宅ローンを組みましょう。
月々の収入に対してどの程度の返済額ならやっていけそうか、しっかり検討・シミュレーション。
住み始めてから思いがけない支出があることも想定し、生活費の2~3ヵ月分は普通預金に残すことを考えて、頭金を計算するのもおすすめです。

チェック! @SBSマイホームセンター

住まいづくりにはまず資金計画。家族のライフプランを考えたり、住宅ローンを学ぶことも必要と思う一方で、自分たちで調べるのは意外と大変なもの。SBSマイホームセンターなら、各モデルハウスのスタッフが、ライフプランのシミュレーションやローンの相談に乗ってくれます。資金計画、どこからどうやって手を付ければいいか分からない、という人も、ぜひお気軽に足を運んでみてください。

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