特集

忙しいからこそ妥協しない!共働き夫婦のための家づくり

執筆者
出口 恵

仕事に、家事、育児…共働き夫婦の毎日は大忙しです。「もっと家事をラクしたい!」「家族との時間も、自分の時間も大切にしたい!」そんな希望を叶えてくれる家とは、どのようなものでしょうか?共働きの暮らしに寄り添う、新しいスタイルの家づくりをご紹介します。

 

 家事をラクにするポイントは時短+シェア

家事の負担を減らすためには、効率よく、ストレスなく家事を行うことができる間取りの工夫が重要です。そしてもう一つ、夫婦だけで頑張るのではなく「子どもが成長したときに、自分のことを自分でしやすい」「家事代行などのサービスを利用したときに、作業をお願いしやすい」など、みんなで協力し合える間取りづくりがポイントとなります。そのためのアイデアを3つご提案します。

スムーズな家事動線

[ヘーベルハウス そらのま+(浜松展示場)]

家事の中心となるキッチンと洗面スペース。忙しい朝は、朝食の準備・片付け・洗濯・身支度と、ここを何度も行き来することになります。そのため、キッチンと洗面スペースをスムーズに移動できる動線をつくることができれば、家事効率がグッと良くなります。

 

ランドリースペース

[セキスイハイム東海 清水展示場(静岡東展示場)]

ランドリースペースは、洗濯機・部屋干しスペース・アイロンがけスペースなどが、一つにまとまった洗濯のための部屋です。洗濯にかかわる一連の家事をまとめて行うことができるため、大きな時短となります。また、お風呂場とランドリースペースを分けることで、家事代行サービスを利用する際にも、家族の入浴時間などを気にせずに作業を行ってもらうことができます。

 

使いやすく片付けやすい収納

[ユニバーサルホーム浜松東店 ドマーチェ テラスエディション(浜松展示場)]

ファミリークローゼットやシューズクローク、パントリーなど、家族の暮らしの流れに合わせて、必要な場所に必要なものを収納できる間取りが人気です。これらはお子さんが「自分のことを自分でする」ための仕組みづくりにも有効です。例えば帰宅後、帽子や雨具、外遊びグッズはシューズクローク→カバンや上着はファミリークローゼットというように、無理なく片付けの習慣をつけることができます。

 

家族とのコミュニケーションは量より質

共働き夫婦の場合、どうしても家族と過ごす時間は限られてしまいます。「子どもの話をもっとゆっくり聞いてあげたい」「夫婦の会話を大切にしたい」そう考えるご家族は多いでしょう。まとまった時間を取ることができなくても、工夫次第で、家族とのコミュニケーションを最大化することができます。そのためのアイデアを3つご提案します。

 

リビングにスタディスペース

[三井ホーム アバン・ルーチェ(三島展示場)]

リビングにお子さんが宿題や勉強をするためのスペースがあれば、帰宅後の忙しい時間も、家事をしながらお子さんの様子を見守ることができます。パパやママの気配を身近に感じられ、何かあればいつでも声をかけることができる距離感は、お子さんにとって大きな安心に繋がります。

 

複数で作業しやすいオープンキッチン

[トヨタホーム東海 シンセ・ヴィトロワ(静岡展示場)]

家事をシェアすることは、効率化だけでなく家族とのコミュニケーションの機会にもなります。対面で作業できるオープンキッチンなら、調理や配膳をみんなで協力しながら行うことも可能です。また、お子さんが寝たあと、夫婦で洗い物や食器拭きを一緒にするなど、家事をしながらゆっくりと会話をする場所にもなるでしょう。

 

趣味のスペース

[ミサワホーム静岡 CENTURY Primore(三島展示場)]

家族みんなが充実した暮らしを実現するためには、家族との時間を大切にするのと同じように、パパ・ママが自分自身の時間を大切にすることが重要です。例えば、映画鑑賞や読書が好きな人なら書斎。車や物づくりが趣味ならガレージ。ガーデニングを楽しみたい人なら広めの庭など、短い時間でもそこにいると癒される…そんなスペースをぜひ確保しましょう。

理想の家づくりをスムーズに進める工夫

ここまで、忙しい共働き夫婦のための間取りアイデアをご紹介しました。
しかし間取り以前に、「時間がなさすぎて家づくりの計画が全然進まない‼」という悩みも多く耳にします。
家づくりは人生の大イベント。楽しい一方で、考えることや決めることが多いため、その悩みも当然だと思います。そこでここからは、忙しい共働き夫婦が、理想の家づくりを最短で叶えるためのアイデアを2つお伝えします。

夫婦の理想を共有する

後悔のない家づくりのためには、まずは夫婦それぞれの希望や譲れないポイントを出し合い、そこに優先順位をつけていくことが重要です。それを明確にすることで、その後の住宅会社選びや間取りづくりも非常にスムーズになります。しかし、忙しい毎日の中で、夫婦でゆっくり話し合う時間が取れないことも多いでしょう。そんなときには、夫婦で画像やメモを共有できるアプリを活用するのがおススメです。

SNSや雑誌、カタログなどで見つけた「これいいな!」と思う家の外観や間取りの画像を共有することで、お互いの理想をすり合わせることができます。アプリなら、仕事の合間やちょっとした隙間時間にも見ることができるため、ストレスなくやり取りをすることができます。またこの方法は、具体的な間取り設計などをスタートしたあとも、夫婦どちらかが参加した打ち合わせの内容を共有する手段としても有効です。

土地探しを住宅会社に依頼する

家づくりの行程の中で特に時間がかかるものの一つが「土地探し」です。土地探しにかかる時間は、短くて数ヶ月、長くて1年以上と言われています。土地探しは家づくりの実質的なスタートですので、ここでつまずいてしまうことは精神的にも負担です。

効率的な方法として〈土地探しを住宅会社に依頼する〉という選択肢があります。土地は不動産会社、建物は住宅会社と別々に依頼する場合、訪問や連絡、各種手続きなども当然別々に行う必要があります。しかし住宅会社に土地探しを依頼する場合は、それらの窓口を1つにすることができます。住宅会社に土地探しを依頼するメリットや注意点は、こちらの記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

■土地選びで失敗しないために!住宅会社に相談する前に知っておきたいこと
https://www.sbs-mhc.co.jp/column/land/230401/

最後に|できるだけ多くのモデルハウスを短時間で見学する方法

 SBSマイホームセンターでは、静岡県内9か所 (御殿場・三島・富士・静岡東・静岡・藤枝・掛川・袋井・浜松)の展示場に、住宅会社約50社、約170棟のモデルハウスを展示しています。また、約90分の短時間で、10棟ほどのモデルハウスを見学する「突撃イッキ見隊(https://www.sbs-mhc.co.jp/ikkimitai/)」という見学ツアーも実施しています。短時間で効率よくモデルハウスを見学することができるため「時間がない、でも理想の家づくりを叶えてくれるパートナー探しには妥協したくない」という家族にぴったりの方法です。

 忙しい共働き夫婦だからこそ、家族との時間や自分の時間を過ごす〈わが家〉は、心から安らげる場所、明日への活力を養う場所にしていただきたいと思います。今回の内容が、そのための参考になれば嬉しいです。