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ライター

三室安代:幼い頃からきものに親しみ、大学卒業後は大阪の人気店できもの修業→静岡の実家呉服店に勤務。きもの歴は20年以上。現在は2歳男児の育児と仕事のかたわら、着物でのお出かけを楽しんでいます。

着物を売るために買取業者を探していたら、「ネットでトラブルに関する口コミを見て不安になった」という方も多いのではないでしょうか。

着物買取で「押し買い」や「買い叩き」などにあうケースは残念ながら少なくありません。

しかし、事前に知識を持っていればトラブルを未然に防ぐことができます。

今回は着物買取におけるトラブル事例と回避するためのポイントについて詳しく解説します。

この記事に書かれた注意点をおさえれば、被害にあうことなく安心して着物を売ることができますよ!

着物買取のトラブル

着物買取は不要になった着物を売れる便利なサービスですが、中には悪質業者によるトラブルに巻き込まれるケースも。

着物買取では実際にどんなトラブルがおきているのでしょう?

問題になっているトラブル事例について詳しく解説していきます。

押し買い

押し買いとは、売却するつもりのない商品を無理やり買い取ろうとする行為です。

買取業者が突然家を訪問して着物の査定を行い、着物を買取るまでしつこく居座ります。高圧的な態度で買取をせまる業者もいるため、怖くなり売るつもりのない大切な着物や貴金属を安値で持っていかれたトラブルも。 一人暮らしの女性で高齢の方がターゲットになりやすいため、特に注意が必要です。

アポを取らずに突然自宅を訪問してくるのが押し買いの代表的な手口。突然訪れた買取業者は家に入れないことが1番の予防策になります。

売りたい着物があるときは、信頼できる業者にこちらから依頼しましょう。

買い叩き

買い叩きとは、相場よりかなり低い価格で着物を買い取る行為のことです。特に着物などは素人が価値の相場を判断することが難しいため、買い叩きにあいやすいジャンルです。

そのため、提示された買取金額が想像より安くても「こんなものか」と諦めてしまう方も。

実際に着物10点を買取に出したら数百円にしかならないと言われたAさん。しかし後日相場を調べたところ、買取に出した着物は一着5000円以上の相場金額であることを知りました。

このように、本当は価値のある着物が二束三文で買い取られるトラブルにつながります。

対策としては、査定に出す着物の買取相場を前もって調べておくことが重要です。また、一社だけでなく複数の買取業者に見積りを依頼するのも手でしょう。

貴金属の抱き合わせ買取

貴金属の抱き合わせ買取とは、着物の買取と見せかけて実は貴金属を主な目的とした買取手法のことです。

「不要な着物を買い取ります」と自宅に押しかけ、着物はろくに見ずに金・プラチナなどの価値が上がっている貴金属類を買い取ろうとします。

着物を買い取ってくれるというので業者を家にあげたら「宝石やアクセサリーはないか」としつこく要求され、その結果売るつもりのない貴金属を相場より安く買い取られたというトラブルも。

着物の査定を依頼したのに「貴金属類を見せて欲しい」と言ってきたら要注意。強い意思でキッパリと断ることが大切です。そして中には恐喝まがいの悪質な業者も存在します。訪問の買取査定時は可能であれば家族や友人に付き添ってもらうこと、またなるべく大手の安心できる業者に依頼することで、トラブルを回避できますよ。

着物の扱いが雑

着物の扱いが雑で、査定に出した着物に汚れやシワをつけられるトラブルもあります。特に注意が必要なのが郵送買取の場合。査定金額に納得いかず返送してもらった時にトラブルが起こります。

母が大切にしていた着物を宅配買取に出した結果、ぐしゃぐしゃに畳まれシワだらけの状態で戻って来た、という方も。一度ついた着物のシワはなかなか取れないもの。売ってお金にかえられるはずが、逆にお金をかけて業者にプレスをお願いすることになってしまいます。

そんな着物の扱いが雑な業者にあたらないためには?

着物専門の買取業者に依頼するのがポイントです。着物の価値を知っている業者は、着物を雑に扱ったりせず返送の際も丁寧な対応をしてくれます。知名度や実績はもちろん信頼のおける着物に精通した査定士がいる業者を選びましょう。

査定後のキャンセルがきかない

着物を発送するだけで買取の依頼ができる宅配買取では、査定後のキャンセルができないトラブルも少なくありません。

一般的には査定したのみであれば無料でキャンセルを受け付ける業者がほとんどです。

しかし、中には「キャンセル不可」として査定後のキャンセルの連絡を受け付けない悪質な買取業者も。

宅配買取をお願いしたが、希望金額とちがったため返送を希望したAさん。しかし、「キャンセルは受け付けていない」との返答とともに勝手に買取金額が口座に振り込まれ、結局着物は返してもらえなかった、という事例もあります。

査定後のキャンセルができないトラブルにあわないためには、信頼できる大手買取業者の宅配買取を利用するのがおすすめ。実績のある買取業者であれば、対面でやり取りをしない宅配買取も安心してまかせられます。同時に、着物を送る前には必ずキャンセル可能かどうか確認することも大切です。

着物の持ち逃げ

着物の持ち逃げとは、訪問買取に来た業者に着物を盗まれることです。かなり悪質ですが、実際に起こりうるトラブルです。

被害にあった方は、祖母の着物50枚近くの訪問買取を依頼。査定士が2人でやってきました。「すべて見るのに時間がかかるので」と別室での待機を促されたので、隣室でテレビを見ながら待つことに。2時間後に査定が終わると希望金額より大幅に安かったため、売却はせずにキャンセルすると査定士は帰って行きました。しかし翌日、片付けのため枚数を数えてみると50枚あった着物が数点なくなっていました。

このように、大量の着物を売るときは持ち逃げにも注意が必要です。トラブル回避の方法としては、査定中はできる限り近くで見守ること。また、持ち逃げ等の悪質なトラブルの心配がない大手の買取業者に依頼するようにしましょう。

着物買取のトラブルを避ける注意点

そもそも着物の買取依頼でトラブルを避けるにはどうしたら良いでしょう?

トラブルにあわないために最低限気を付けるべきポイントは以下の通りです。

  • 買取価格の相場は確認する
  • 悪質な業者でないことを確認する

それぞれ詳しくみていきましょう。

買取価格の相場は確認する

着物買取のトラブル回避のためには、売却予定の着物の買取相場をあらかじめチェックしておくことが大切です。押し買いや買い叩きをする業者は、こちらが買取相場を知らないと思って相場よりはるかに安い金額を提示してきます。

特に家族の着物を売るときなどは、価値がわからないことも多いので買取相場をよく確認しておきましょう。

「大体これくらいで売却できる」という相場を踏まえて査定にのぞむことで、適正価格で着物を売ることができますよ。

例えば、訪問着の一般的な買取相場は10,000円~30,000円です。

訪問着

ただし、作家物などの場合は10万円以上の高値がつくケースもあるため、着物に落款(らっかん)がないか・証紙がついていないかもよく確認してください。

※落款(らっかん)の位置・・・着物の下前衽(=右側の裾から20~30㎝のところ)か下前の衿の先(=右側の衿の先端部分)付近に染められています。

関連記事:着物の買取価格の相場は?一覧表形式で公開【10万円以上の高額査定事例】

悪質な業者でないことを確認する

依頼する買取業者が悪質な業者でないか、事前に確認することも重要です。

ネットの口コミには買取業者とのリアルなやり取りが書かれているため参考になります。知名度の高い業者は口コミの数も多く、信頼できるかどうかの判断もつきやすいです。

あまりにも多くの悪評が見つかる場合は、トラブルの危険が高いので査定依頼をやめておくのが無難。大手の買取業者は多くの人が利用しているだけあり、対応が丁寧な優良業者が多い傾向にあります。

また、古物商許可証を持っているか、着物の知識豊富な査定士がいるかも確認したいポイントです。

関連記事:着物買取のからくりは?売った着物のその後

まとめ

着物買取に関するトラブルを避けるためにも、事前に想定されるトラブルを把握しておくことが大切です。そして査定に出す前に買取相場を確認すること、悪質な業者でないか口コミを調べるのも対策として有効です。

着物買取のトラブルを未然に防ぐために、信頼できる業者に買取を依頼しましょう。

例えば、上場企業のバイセルに着物買取を依頼するなら安心です。

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