ハクビシンを自分で駆除する6つのリスク｜必要な対応・対策とは

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ハクビシン駆除を業者に依頼すると80,000〜250,000円程度かかることがあります。そのため、自分で駆除したいと考える方も多いでしょう。たしかに、ハクビシンを自力で駆除する方法は2つあり、ある程度の効果は期待できます。

しかし、素人にできることには限界もあり、専門の害獣駆除業者に依頼した場合と比較すると、効果は限定的になりがちです。そのうえ、駆除の仕方を誤ると、被害の再発や健康被害をもたらすこともあります。ハクビシン対策を自分で行うかどうかは慎重に判断する必要があるでしょう。

この記事では、個人で行うハクビシンの駆除方法と駆除後に必要な対策を詳しく解説します。ハクビシンを自分で駆除する方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。また、自分でハクビシン対策を講じるリスクも紹介するので、この点もよく確認して駆除に取りかかってください。

ハクビシンの主な2つの駆除方法

ハクビシンの駆除方法には、「追い出し」と「捕獲」の2つがあります。自分で駆除する場合は、基本的に追い出し駆除を行うことになります。というのも、捕獲駆除をする場合は免許や申請が必要になるからです。

それぞれのやり方の詳細を紹介していきます。

追い出し駆除

追い出し駆除は個人でもできる簡単な駆除方法です。追い出す手段としては、音・ニオイ・燻煙剤の3種類があります。手軽なやり方から紹介していくので、自分に合うものをチェックしておきましょう。

大きな音で追い出す

ハクビシンは聴覚が発達しているため大きな音が苦手です。天井裏などに超音波やモーター音などを流すことで、ハクビシンを追い出します。

YouTubeではハクビシンが嫌がる音を見つけられます。「ハクビシン　撃退方法」といったキーワードで検索してみてください。また、掃除機など身近な家電の音も効果的です。

ただし、大きな音を流し続けると、近隣住民に迷惑をかけてしまうかもしれないので注意しておきましょう。

ハクビシンの苦手なニオイで追い出す

ハクビシンが嫌う刺激物のニオイを利用すれば、ハクビシンは簡単に追い出せます。

おすすめのニオイは唐辛子、ニンニク、ハッカ油などです。特に唐辛子成分の含まれた忌避剤は、研究結果により一定の効果が認められているのでおすすめです。住み着いていそうな場所に置くだけ、かつ、植物エキス由来でできているので、安全で手軽に使用できます。

また、穴を開けたペットボトルに唐辛子を入れたものも効果的です。屋根裏や床下など、夜中に足音が聞こえる場所に置いてみてください。

ただし、害獣の出入口に置いてしまうと、害獣は外に出ようとはしてくれません。害獣が住み着いてそうなところから一番遠い場所、もしくは真ん中あたりに置くようにしましょう。

燻煙剤で追い出す

虫やネズミ退治に使う燻煙剤は、ハクビシンを寄せ付けない効果があるとされています。ハクビシンは大量に出る煙に驚くからです。また、ハクビシンの嫌う石油系のニオイがするため、逃げていく可能性もあります。

燻煙剤を使う方法は、害獣駆除の専門業者や各自治体でも推奨されているほどの、有効性の高いやり方です。ただし、後述するように、ハクビシンの高い鳴き声が聞こえるときに燻煙剤を使うと、状況が悪化する可能性があるので、使用は避けるようにしてください。

捕獲による駆除

捕獲による駆除は狩猟免許保持者しか行えず、実施には自治体の許可が必要です。基本的には業者にやってもらう駆除方法となります。

捕獲わなの中にハクビシンが好む食べ物を入れ、おびき寄せて捕獲します。エサは業者が定期的に交換してくれますが、ハクビシンがわなにかかっているか毎日確認するのは依頼者自身です。

自治体によっては捕獲わなを貸してくれるので、その場合は自分で対応することもできます。市役所への申請が通ったら、わなの貸し出し・設置が個人でも可能となります。ただし、捕獲わなを使用するにも狩猟免許が必要なので注意しましょう。

市役所が行う害獣駆除の対応については、以下の記事で詳しく解説しています。

 

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ハクビシンの駆除には自社開発したスプレーを使用し、天然の辛味成分を含んでいるためハクビシンに対して高い追い出し効果・忌避効果があります。

万が一再発しても最長10年の保証が付いているため、期間内であれば無償で対応してくれるのでご安心ください。

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駆除後に必要なハクビシン対策

家から駆除しただけではハクビシン駆除は終わりではありません。駆除後の対策を怠ると、害獣による被害が再発したり健康被害を誘発したりします。

自分で駆除した場合は、ここで解説する対策を必ず講じるようにしてください。

排泄物や巣の撤

ハクビシンによる被害は、害獣そのものよりも糞尿による被害のほうが深刻です。害獣の糞尿は健康被害やアレルギーなどを引き起こすだけでなく、家を腐らせてしまう可能性もあります。被害を拡大させないためには、侵入経路や住処をきれいに消毒・消臭する必要があります。

糞尿の処理方法は以下のとおりです。

1. 感染症リスクを避けるため、必ずゴム手袋とマスクを着用する
2. 掃除機ではなく、ほうきを使ってフンを集めて捨てる
3. エタノールや次亜塩素酸ナトリウム系のスプレーで隅々まで消毒する

害虫駆除・殺菌・消毒

害獣に付着していたダニ・ノミ、糞尿をエサとして繁殖したハエの幼虫・ゴキブリなどの害虫も駆除する必要があります。ほとんどの害獣が寄生虫を持っているので、害虫駆除は必須の対策です。

上記のような害虫は、住居空間に移動しペットや人間に寄生するリスクがあります。場合によっては伝染病の病原菌を運んでくる可能性があり、重大な健康被害を及ぼします。

駆除しただけでは害獣がまた寄ってくるかもしれないので、再発防止として消臭もきちんとしておきましょう。

考えられる侵入経路を塞ぐ

ハクビシンが住み着いてしまうのは、居心地が良いからという理由が考えられます。そのため、燻煙剤などで駆除しても一時的な処置にしかならず、ハクビシンはまた戻ってくる可能性が高いでしょう。

被害を再発させないためには、駆除したうえで考えられる侵入経路をすべて塞ぐ必要があります。今までの侵入口だけでなく、幅4cm以上の隙間は完全に封鎖するようにしてください。

アルミ製の厚いパンチングメタルを使い、シリコンで隙間なく接着すると安心です。

 

ハクビシン駆除業者であるハウスプロテクトは、リフォーム会社が母体となっているため、害獣駆除の知識だけでなく高い施工技術も持っています。

ハウスプロテクトは、Googleの口コミが1,000件を超えていて4.7/5.0の高い評価を得ているため、豊富な知識と高い施工技術が利用者から評価されているといえます。

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ハクビシン駆除を自分で行う際のリスク

ハクビシンを自分で駆除する場合は、以下6つのリスクがあります。個人でも駆除できるとはいえ、素人では難しいことが理解できるでしょう。

それぞれ詳しく解説します。

自分できる駆除の効果は一時的

ハクビシンの苦手なニオイがするものを置いた場合、時間が経つとニオイが薄れてしまうため、定期的に新しいものへ取り替える必要があります。

また、超音波やモーター音など大きな音を立てて追い払ったとしても、ハクビシンは一時的に逃げるだけで、やがて戻ってくるかもしれません。

つまり、ニオイや音による駆除方法は一時的には有効でも、根本的な解決策にはなっていないということです。完全駆除には捕獲や侵入経路封鎖が必要となるため、専門業者への依頼が不可欠です。

完全に駆除できているのか確認するのが難しい

駆除できているか確認するには、クローゼットや押入れ、浴室などの天井部分にある点検口を開けて屋根裏を調べます。家の造りにより点検口がない場合は、押し入れから天井裏に入ることになるでしょう。

しかし、点検口から屋根裏全体を隅々まで確認するのはとても難しいことです。かといって、天井に登ってしまうと、底が抜けてしまう恐れがあり大変危険です。ケガのリスクを避けるためにも覗くだけにとどめなくてはなりません。

害獣がいなくなったか完全にチェックするには、やはりプロの業者に依頼するのが一番です。

再発防止や二次被害防止の処置は自分では難しい

ハクビシンを追い出すこと自体は簡単にできるかもしれません。
しかし、また住み着かないように施すべき「再発防止策」、ケガや感染症、建物の腐敗を引き起こさないためにすべき「二次被害防止策」の対応を、すべて自力で行うのは難しいでしょう。

前述のとおり、ハクビシンを追い出したあとには害虫の駆除、清掃や消毒、侵入経路を防ぐといった手順が必要です。どれか1つでも手を抜いてしまった場合、ハクビシンによる被害の再発や二次被害は免れません。

また、屋根裏に登って作業をするには、害獣に関する知識だけでなく、建物構造に対する専門的知識も必要です。

このように、ハクビシンを駆除するには数多くの工程とさまざまな専門知識が必須であり、経験のない素人が再発防止や二次被害防止の処置を行うことは非常に困難です。

被害を悪化させる恐れがある

燻煙剤を使用したとき、子連れのハクビシンは、子どもを守るために煙の届かない場所へ移動させることがあります。そのまま親が死んでしまった場合や、子を救出できないまま逃げたような場合、子どもはそこから動けず死んで腐敗するケースがあります。

このように、燻煙剤は親のハクビシンを駆除するには有効ですが、使い方を誤ると事態を悪化させるかもしれません。

屋根裏や床下から「キューキュー」と高い鳴き声が聞こえたら、子のハクビシンがいると考え、被害を拡大させないためにも燻煙剤の使用は避けるようにしてください。

ケガや感染症を引き起こす恐れがある

万が一、ハクビシンに噛まれると、ケガだけでなく感染症を引き起こす危険性があります。代表的な病気は狂犬病・疥癬・皮膚糸状菌症などです。

また、間違って糞尿に触れ、その糞尿にある菌が何らかの形で身体に入ってしまった場合、サルモネラ菌やカンピロバクターなどの食中毒を引き起こす可能性もあります。

その他、ノミやダニによるアレルギー症状や、寄生虫からのトキソプラズマ症など、あらゆる感染症の危険が潜んでいます。

自分で駆除しようとしても費用はそこまで安くならない

自分で捕獲駆除するには市役所の許可が必要です。申請から承認まで時間がかかるだけでなく、自分で駆除する場合には準備や掃除、消毒などもしなければならないため、想像するよりもはるかに手間がかかります。

また、自分で駆除を行ったとしても満足できる結果が得られず、結局業者に頼むことになるケースもあります。自分で駆除しようとした時間とコストは無駄になってしまうかもしれません。

費用対効果を考えたら、結果的に業者に依頼したほうが安くなることが多いでしょう。害獣駆除を業者に依頼した場合の費用を詳しく知りたい方は、以下のリンクを参考にしてみてください。

害獣駆除の相場は？なぜ高いの？種類別の費用も紹介

ハクビシンは業者に頼んで安全・早急に駆除しましょう

ハクビシンの駆除は自分でもできますが、害獣の生態や、その害獣に有効な駆除方法などの専門知識豊富なプロに任せたほうが確実です。

なかには現地調査から清掃、侵入経路封鎖まで一貫してやってくれる業者もあります。費用はかかりますが、長期的な視点で考えると自分で駆除するよりもコスパは良いでしょう。

ハウスプロテクトは最短当日30分以内に自宅まで駆けつけてくれるハクビシン駆除業者です。

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