害獣駆除の相場は？なぜ高いの？種類別の費用も紹介

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害獣駆除を業者に依頼した場合の費用は、最低でも6万円以上かかることが多いです。
駆除費用は、基本的に家が広いほど高くなるため30万円ほどになることもあります。

業者に提示された金額が適正かどうか判断するためには、害獣の種類や被害状況ごとの相場を把握しておく必要があります。

この記事では、害獣駆除の相場や内訳、コストを抑えるポイントなどを詳しく紹介します。悪徳業者に無駄な費用を支払ったり、格安料金で宣伝している業者に騙されないためにも、ぜひ最後まで読み進めてください。

害獣駆除の相場は6～30万円

害獣駆除にかかる費用は害獣の種類や家の大きさ、被害状況などによって大きく異なります。

害獣の種類や家の大きさを比べて駆除費用をシュミレーションしてみました。

害獣の種類	床面積	費用
ネズミ	10坪以下の木造アパート	66,000円
ネズミ	21〜30坪の木造アパート	76,000円
ネズミ	21〜30坪の木造戸建て(平屋)	80,000円

害獣全般(ネズミ・ハクビシン・イタチ・アライグマ・コウモリなど)を対象としたときの駆除費用は以下のとおりです。

害獣の種類	床面積	費用
害獣全般	21〜30坪以上の木造戸建て(2階建て以上)	222,000円
害獣全般	31〜50坪以上の木造戸建て(2階建て以上)	242,000円
害獣全般	50坪以上の木造戸建て(2階建て以上)	292,000円

※害獣駆除 かんたんお見積りシュミレーション

ご覧のとおり、害獣駆除にかかる費用相場は6万円〜30万円程度です。金額の幅が大きい理由は、坪面積、被害状況、害獣の種類、作業の難易度、侵入経路封鎖の必要性など、さまざまな理由によって作業内容が異なるからです。

上記の金額はあくまで目安なので、詳しい料金を知りたい方は早めに無料の現地調査を依頼しましょう。

たまに「9,800円〜害獣駆除ができる！」などと宣伝している害獣駆除業者がありますが、実際に1万円前後でまともな害獣駆除を依頼するのは難しいです。逆に、駆除費用が「要見積」となっている業者は、格安料金でお客様をだまそうとせずにしっかりお客様に寄り添う姿勢が見れるため信頼できるといえます。

 

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害獣の種類によって害獣駆除費用は異なる

害獣駆除の相場に幅があるのは、害獣の種類によって料金が変わるからです。対象となる害獣によって駆除の仕方が異なり、その違いが料金に反映します。

例えば、築10年以下の平屋戸建ての木造住宅で床面積は11〜20坪という条件で、害獣の種類による駆除費用の違いは以下のとおりです。

ハクビシン	95,000円
アライグマ	95,000円
イタチ	95,000円
ネズミ	85,000円
コウモリ	75,000円

※あくまでシュミレーション上の参考金額です
※害獣駆除 かんたんお見積りシュミレーション

害獣駆除の費用内訳

害獣駆除の費用の内訳を見ると、大きく現地調査・実際の施工・再発防止対策の3つに分類できることがわかります。ここでは、それぞれの施工内容を大まかに紹介していきます。

現地調査

駆除を依頼して、最初に行われるのが現地調査です。実際の被害の状況を把握し、適切な駆除方法を検討します。その後、現地調査をもとに見積もりが作成されます。基本的に現地調査・見積もり作成は無料です。

予算の範囲内でできるかどうかを相談すれば、その金額に合った駆除方法を提案してくれるでしょう。

施工開始

現地調査により害獣の種類に合った駆除方法が確定したら、実際に作業開始となります。

被害状況や種類で駆除方法はある程度決まりますが、希望すれば適宜調整してくれることもあります。使用する薬剤や捕獲器などによって料金が変わることもあるので、見積もりの内容を詳しくチェックしておきましょう。

再発防止の対策

害獣は一度駆除しても再び現れる可能性があります。そのため再発防止の対策は非常に重要です。糞尿の掃除、消臭、消毒、再発防止の侵入経路封鎖など、二次被害を防ぐための作業をします。害獣のフンや尿が残っていると、住宅の劣化や健康被害にも影響するので徹底してやってもらいましょう。

作業内容は害獣の種類や建物の構造によって異なります。

害獣駆除費用を安く済ませたいときに知っておきたいこと

害獣駆除を依頼するには、いくつかの注意点があります。知らずに依頼すると損してしまう可能性もあるので、あらかじめチェックしておきましょう。

ここでは、害獣駆除費用のコストを抑える4つのコツを紹介します。

自分では駆除できない

害獣駆除は、基本的に専門業者へ依頼します。自己判断で勝手に駆除してはいけません。

害獣は鳥獣保護管理法という法律で保護されているため、殺処分するには行政の許可が必要となります。違反して有罪になると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられてしまいます。

忌避剤で追い出せることもありますが、屋根裏の糞尿の掃除や傷跡などの補修、再発防止のための侵入経路封鎖を素人が行うのはかなり難しいでしょう。深刻なケースだと、害獣の攻撃でケガをしたり、病気に感染したりするリスクもあります。

あらゆる手間やリスクを考えた場合、経験豊富なプロの業者に依頼するのが最も妥当な策と考えられます。

安いだけで選ばない

提示された金額が安いからといって、すぐに飛びついてはいけません。業者によっては、現地調査から駆除までの料金しか入っていないこともあるため、確認が必要です。

その場合、消毒・消臭、糞尿の除去、侵入経路封鎖などといった再発防止のための対策や、害獣によってできた傷や腐敗などの修繕費用、は別料金になります。あとから色々な費用が追加されると、結果的に高くついてしまう可能性があります。

また、安すぎる場合は保証が含まれていないかもしれません。提示された見積書をよく見て、どのような作業が料金に含まれているのかしっかり確かめるようにしましょう。

複数の業者に見積もりを出してもらう

害獣駆除の費用を安く抑えるには、1社だけでなくいくつかの業者から見積書をもらい、しっかりと比較検討することが重要です。

なかには詐欺まがいの業者も存在し、おとり広告や追加費用の請求などでトラブルに発展するケースもあります。

複数の業者に見積もりを出してもらえば、提示された金額が適正価格なのかを判断しやすくなるはずです。また、複数の業者から話を聞くことで、必要な作業工程を理解するのにも役立つでしょう。

見積書の内容で少しでも不明点があれば、必ず質問するようにしてください。

市役所に相談してみる

地域によっては、害獣駆除をサポートしてくれることもあるので、相談してみるのも一つの手です。

自治体によってサポート内容は異なりますが、害獣駆除業者の派遣、捕獲器の貸し出しなどを行っています。また、補助金が出る場合もあります。詳細は市町村のホームページを確認するようにしてください。

害獣駆除に関する市役所の対応と補助金制度については、以下の記事で詳しく解説しています。

害獣駆除の料金相場まとめ

害獣駆除の費用は6〜30万円が相場ですが、害獣の種類や被害状況によって価格は大幅に変わってきます。

適正価格で駆除を依頼するには、複数の業者に見積もりを出してもらって比較するのが一番です。見積もりは、現地調査から再発防止まですべて含んだ値段で提示してもらうようにしましょう。

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下の表は害獣駆除業者選びの参考にしてください。