
2023年09月22日 (金)
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一戸建て住宅に効果的な防犯対策や、狙われやすい家の特徴について詳しく解説します。安全性の高い一戸建て住宅を実現するには、設計段階から防犯対策を意識することが大切です。
一戸建て住宅を建設する方の中には、防犯対策についてどのように取り入れれば良いのか迷っている方もいるでしょう。マイホームを安心・安全な空間にするためには、しっかりとした防犯対策が欠かせません。
安全性の高い住宅を実現するには、設計段階から防犯を意識することが必要です。また、建築後も継続的に防犯対策を行うことで、防犯性の維持が目指せます。
本記事では、一戸建て住宅に効果的な防犯対策について詳しく解説していきます。
一戸建ての防犯性能を高めるには、家づくりの設計段階からの対策が不可欠です。設計段階で取り入れるべき防犯ポイントやおすすめの防犯対策について確認していきましょう。
設計段階で取り入れるべき防犯ポイントとして、主に次のような点が挙げられます。
一戸建て住宅に使用する建材は、高い防犯性能を有していることを証明する「CPマーク」が付いているものを選ぶのがおすすめです。
CPマークはCrime Prevention(防犯)の略語で、警察庁や国土交通省、経済産業省、民間団体で構成されている「官民合同会議」が設定したものです。厳しい審査に通過したもののみが認められており、該当する建材にはCPマークが付いています。
CPマークがついている建材には、玄関ドアや鍵、ガラス、シャッター、サッシ、面格子、網戸などがあります。
安全な住まいを実現するために、窓の配置は防犯性を優先的に考慮することをおすすめします。というのも、一戸建て住宅の窃盗被害は、窓からの侵入が一番多い傾向にあるためです。
令和5年に起きた一戸建て住宅の侵入窃盗のうち、55.2%は窓からの侵入と報告されています。
窓の配置は、防犯性を高めるために外部から見えにくく、アクセスしづらい位置を選ぶのがポイントです。
また、CPマーク付き窓や防犯ガラスなど割れにくいガラスを利用すると、さらに防犯効果が高くなります。強度が高く割れるまでに時間がかかると、侵入者が犯行を諦め安くなるためです。
他にも、面格子や窓シャッターを付けたり、補助錠を追加したりするのも有効です。
玄関ドアをCPマーク付きの建材にすると、ピッキングやこじ開けに対する抵抗力が向上し、防犯性を高められます。CPマーク付きのドアは、侵入者にとって「侵入に時間がかかる」というサインとなり、犯行を諦めさせる可能性が高くなります。
また、錠前を2つ以上つけると犯行に時間や手間がかかり、侵入者が諦めるために効果的です。
夜間の侵入者への対策としては、人感センサーライトを設置し、周囲を明るく照らすと良いでしょう。
玄関前の見通しが悪くならないよう、庭木を定期的に剪定するのもポイントです。
住宅には、壁やフェンスを設置すると侵入者対策として役立ちます。壁やフェンスは、空き巣に「この家は侵入が難しい」という印象を与え、ターゲットから外させる効果が期待できるためです。
外構を囲うように設置すると、侵入する出入口を最小限に抑えられます。ただし、建物と塀・フェンスの配置は、死角をつくらないよう計画するのがポイントです。
塀が高すぎると外部から見えにくくなるため、逆効果になることがあります。適度な高さに抑えたり、透過性のあるフェンスを採用したりすることで防犯効果が期待できます。
一戸建てを新築する過程の中で、設備を選ぶ段階で検討したい防犯対策をご紹介します。
防犯カメラは、玄関や勝手口、駐車場、ベランダなど侵入経路となりやすい場所に設置すると効果的です。録画データを一定期間保存できる機能があれば、仮に侵入者があった場合に記録として残せます。
夜間や光のない場所での撮影には、赤外線暗視カメラが適しています。
防犯カメラの設置を考えている場合、注文住宅の計画時に盛り込むのがおすすめです。有線タイプの場合、設計時から壁の中に配線を通すことができ、見た目もよく傷みづらいためです。
なお、屋外に設置する場合は、屋外用の防塵防水性能の高い防犯カメラを選びましょう。比較的価格の安い屋内用のカメラを設置した場合、雨で浸水して故障するケースがあります。
侵入経路となりやすい場所にセンサーライトを設置すると防犯に効果的です。
センサーライトは、人や車の動きを検知して自動点灯する機能を搭載しており、侵入者を威嚇する効果が期待できます。センターライトが設置してあるだけで、侵入者のターゲットから外れる可能性もあります。
設置場所は、防犯カメラと同様に玄関や駐車場のほか、死角になりやすいバスルームやキッチンの窓などもおすすめです。設置場所に合わせて、検知範囲や点灯時間を調整できる機種を選びましょう。
電気代が心配な場合は、LED球を使用した省エネタイプを選ぶと、長期間利用できるうえ電気代の節約にもなります。
一戸建て住宅の設計の段階で、ホームセキュリティシステムの導入を検討しても良いでしょう。侵入センサーや警報機、カメラ監視機能などを備えたセキュリティ設備を組み込む方法もあります。
スマートフォンと連動して、外出先から家の状況が確認できるシステムがおすすめです。より安全に利用するためにも、信頼できるセキュリティ会社を選定して施工しましょう。
一戸建て住宅を建築した後も、戸締りを確実に行うなどの防犯に対する心がけが大切です。取り付けた防犯設備の点検やメンテナンスも、定期的に忘れずに行いましょう。
防犯設備がいざというときに間違いなく活用できるように、次のような点検やメンテナンスを行うことをおすすめします。
センサーライトが正常に作動するか、定期的に点検しましょう。特に、センサー部分が汚れていると動作しにくくなるため、定期的に掃除をする必要があります。
防犯カメラは、レンズが汚れていないか、映像が正常に録画されているか定期的にチェックしましょう。落雷などによる過電流で故障する場合があるため、災害後は特に点検が必要です。
電池切れや故障した場合は、速やかに交換・修理を行いましょう。
一戸建て住宅の玄関の鍵は、1つのドアに鍵が2つという、いわゆる「1ドア2ロック」が一般的ですが、3つ目のロックを追加すると防犯対策として有効です。鍵の数が多いほど侵入するまでの時間がかかり、侵入者にとって壁になるためです。
窓の防犯対策は、補助錠を取り付けると簡単に強化できます。補助錠には、ストッパータイプや鍵付きクレセント錠などいくつかのタイプがありますが、CPマークの付いているものを選ぶと良いでしょう。
日々の点検も欠かせません。補助錠が確実に施錠できているか、さびや劣化がないか確認し、古くなった錠前や補助錠は交換して、常に適切に機能する状態に保つことが大切です。
住宅に防犯設備を設置する以外にも、次のような日常的な防犯習慣を付けることも大切です。
防犯砂利を庭に敷くだけで、一定の防犯効果が期待できます。防犯砂利とは、足を踏み入れた際に大きな音を発生させ、侵入者を警戒させる加工された砂利です。
玄関や裏庭、窓の下といった侵入経路になりやすい場所に敷くと良いでしょう。人目につかない場所は侵入者に狙われがちですが、大きな音が出ることで侵入を防ぐ効果が期待できます。
素材にはさまざまなものがありますが、ガラス製のものが軽量で使いやすいです。ただし、ガラス製は砕けやすく風で飛ばされやすいため、減ってきたら足し敷きをして防犯効果を保つのがポイントです。
手入れが行き届いていない庭は、侵入者にとって格好の隠れ場所となり、犯罪のリスクが高くなります。庭の植栽が生い茂って死角をつくらないよう、定期的に剪定を行うことが大切です。
窓の近くの植栽は、侵入の際の足掛かりにならないよう、しっかり刈り込みましょう。また、敷地内に見通しを妨げる植栽があれば、防犯に配慮した配置に見直すことをおすすめします。
外出時や就寝時などの施錠を習慣づけ、窓の鍵も確実にかけるよう心がけましょう。せっかく鍵を設置しても、施錠しなければ効果が発揮できません。
鍵は紛失しないようにキーボックスを利用するのがおすすめです。キーボックスの設置場所は、玄関や窓など、目につく場所は避けてください。
スペアキーの保管には、防犯性の高いキーボックスや金庫を選びましょう。特に、電子ロックやダイヤル式の錠がついていると、セキュリティ効果を高めるため、防犯対策としておすすめです。
住民同士の仲が良い地域には、犯罪者が入り込みにくい傾向があります。ふだんから近隣住民とコミュニケーションを取り、不審者情報を共有しておくと良いでしょう。
旅行などで留守にする場合も、不審なことが起きたときに対処してもらえたり連絡をもらえたりすると安心です。
一戸建て住宅は、マンションなどの集合住宅よりも侵入者に狙われやすいといわれています。狙われやすい家の特徴や侵入手口などを知ることで、防犯対策に活かせます。
警察庁の調査によると、令和5年の侵入窃盗の発生場所のうち一戸建て住宅が30.5%と最も多い結果となっています。侵入窃盗件数は減少傾向にあるものの、一日あたり約48件の住宅が被害にあっている状況です。
一戸建て住宅の被害が多い理由として、侵入経路が多く人目に付きにくいことが挙げられます。特に、次のような住宅は注意が必要です。
上記の特徴に該当する場合は、できるところから対策をしましょう。
警察庁によると、一戸建て住宅への侵入手口で最も多いのは「無締り」で、2位が「ガラス破り」、3位が「合かぎ」となっています。日常的に出入口や窓の戸締りを習慣付ける必要があるでしょう。
侵入窃盗の侵入経路は、窓と出入口で9割以上を占めています。勝手口や窓など死角になりやすい場所の対策が必要です。
また、前章で解説したように、庭や敷地まわりの防犯対策を取ることも併せて検討しましょう。
一戸建て住宅は、マンションなどの集合住宅と比較して侵入窃盗に狙われやすいため、防犯対策が非常に重要です。
新築の設計段階から防犯を意識することで、より安全な住まいを実現できます。また、防犯性を保つためには、建てた後も継続してメンテナンスや施錠などの対策を行うことが大切です。
本記事を参考に、防犯性を高め、安心して暮らせるマイホームを目指してください。
2023年09月22日 (金)
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