川越玄三
SBSマイホームセンター株式会社 メディア編集チーム
「そろそろマイホームを考えたいけど、家づくりって何から始めればいいの?」——最初の一歩としておすすめなのが、住宅展示場・モデルハウスの見学です。
とはいえ、はじめての展示場には不安もつきもの。「営業されそう」「何を見ればいいかわからない」「たくさん会社があって、どう回れば効率的かわからない」——そんな声をよく聞きます。この記事では、初心者が感じやすい不安を1つずつ解消しながら、住宅展示場・モデルハウスの見方と回り方を、見学のポイントとあわせてわかりやすく解説します。
※家づくり全体の流れは「家づくり、最初に何をすればいい?スタートから展示場見学までの流れ【静岡版】」もあわせてご覧ください。
そもそも住宅展示場ってどんな場所?
住宅展示場は、複数の住宅会社(ハウスメーカー・工務店)のモデルハウスが集まった場所です。各社が自信をもってつくる家を実物で見比べられるため、家づくりの情報収集にぴったり。ネットやカタログだけではわからない「広さ・質感・使い勝手」を体感できるのが最大の魅力です。
実際、SBSマイホームセンターの調査では、静岡県内で住宅を購入した方の76.8%が、家づくりの最初の一歩として来場したという結果が出ています(※過去3年以内に住宅を購入した方 n=82/SBSマイホームセンター調査・2023年12月)。1棟をじっくり見ると1〜2時間ほどかかるため、1日で回れるのは2〜3社が目安。まずは全体像を知って、計画的に回るのがコツです。
住宅展示場に行く3つのメリット
- 実物を体感できる:広さ・天井の高さ・素材の質感・設備の使い勝手など、写真ではわからない部分を五感で確かめられます
- 複数の会社を一度に比較できる:各社のデザインや性能、価格帯の違いを効率よくつかめます
- プロに直接質問できる:疑問をその場で解消でき、家づくりの知識が深まります
一方で、「情報が多くなりすぎて迷う」「モデルハウスは豪華で実際とイメージが違うことがある」といった注意点も。だからこそ、次に紹介する見方・回り方のコツが大切になります。
不安①「営業されそう…」への対処法
いちばん多いのが「営業や勧誘がしつこいのでは?」という不安。でも、こちらのペースを守るコツを知っておけば大丈夫です。
- 最初に「今日は見学だけ」と伝える:目的をはっきり伝えれば、無理に話が進むことはありません
- 記名(アンケート)は必須ではない:見るだけなら断ってもOK。本当に気になった会社だけ記名する、と決めておくと安心です
- 連絡が多いのを避けたいときは、その旨を伝える:「比較検討中なので、お願いするときはこちらから連絡します」と伝えておくとスムーズです
- その場で契約・訪問予約をしなくてよい:迷ったら「持ち帰って検討します」で問題ありません
住宅会社のスタッフは“売り込む人”ではなく、“家づくりの疑問に答えてくれる人”。上手に頼れば、むしろ情報収集の心強い味方になります。SBSマイホームセンターのような総合展示場では、案内所で回り方を相談でき、自分のペースで見学できます。
不安②「何を見ればいい?」モデルハウスで見るべきポイント
モデルハウスの価値は、写真や間取り図ではわからない部分を「体感」できること。次の4か所を意識して見ると、各社を比較しやすくなります。
① リビング|広さ・天井の高さ・光の入り方
リビングでは、天井の高さ・空間の広がり・光の入り方を体感しましょう。ソファに座ってみると、実際の暮らしのイメージがぐっと具体的になります。「これくらいの広さが欲しい」と思ったら、何畳くらいかを確認しておくと、後で間取りを考えるときに役立ちます。
② キッチン・水回り|暮らしの動線
キッチンや洗面などの水回りは、実際に立って動いてみるのがポイント。キッチンからダイニングへの距離、収納の高さや量、家事のしやすい動線かを体感しましょう。帰宅・家事・来客などの生活動線をイメージしながら歩くと、自分たちに合う間取りの条件が見えてきます。
③ 断熱・耐震などの「見えない性能」
見た目やデザインだけでなく、断熱・気密・耐震といった「見えない性能」も重要です。性能の高い家は建築費が上がる傾向がありますが、「一年中快適」「光熱費を抑えやすい」といったメリットがあります。壁の中や断熱材、構造を解説する展示があることも多いので、ぜひチェックを。静岡は地震への備えも欠かせないため、耐震・制震の考え方は各社で比べておきたいポイントです。
④ 外観・外構|住宅会社ごとの個性
建物の中だけでなく、外観や外構のテイストも見比べましょう。同じ「注文住宅」でも会社によってデザインの方向性は大きく異なります。駐車場までの動線や雨に濡れないかなど、外構まわりもチェックしておくと安心です。
会社を比較するときの3つの視点
どこを比べればいいか迷ったら、次の3つに注目すると各社を整理しやすくなります。
- 価格帯:ローコスト/ミドルコスト/ハイコストのどの層か
- 住宅性能:断熱・気密・耐震などがどの程度か
- 設計の自由度:完全な自由設計か、規格プランから選ぶタイプか
不安③「どう回れば効率的?」失敗しない回り方のステップ
やみくもに全棟を回ると、疲れて印象が薄れてしまいます。次のステップで回ると効率的です。
- STEP1:家族で条件・予算を整理しておく/「譲れない条件」をまとめると、見るポイントが絞れて比較しやすくなります
- STEP2:総合案内所で全体像を把握/マップやガイドブックで、どの会社があるか・どう回るかを確認。回り方の相談もできます
- STEP3:見る会社を2〜3社に絞る/住宅生産振興財団・住宅展示場協議会の来場者アンケートでも、実際に見学するモデルハウスは平均で約3棟。数を絞るのが一般的です
- STEP4:1社あたり60〜90分を目安に、1日2〜3社まで/数を絞ってじっくり見るほうが記憶に残ります
- STEP5:写真とメモを残す/「標準仕様」か「オプション」かも必ず確認。帰宅後の比較に役立ちます
「何社くらい見ればいい?」と迷う方は「住宅展示場は何社見ればいい?効率よく回るための社数・順番・時間配分を紹介」、見学時のチェック項目は「ここだけは押さえて!モデルハウス見学のチェックポイント」もあわせてご覧ください。
スタッフに聞いておきたい質問リスト
「何を聞けばいいかわからない」という方は、次のような質問を用意しておくと、各社を同じ基準で比較できます。
- 自分たちの予算内でどんな家が建てられますか?
- 展示のうち、どこまでが標準仕様で、どこからがオプションですか?
- この会社の工法や住宅性能の特徴は?(断熱・耐震など)
- 希望の間取り・設備は実現できますか?
- 工期やお引き渡しまでの流れは?
- アフターメンテナンス・保証はどうなっていますか?
- 使える補助金や住宅ローンについて教えてください
費用の目安を先につかんでおきたい方は「静岡県で注文住宅を建てる費用の相場は?【2026年版】」、使える制度は「【2025年度】新築住宅に使える補助金は?」もご覧ください。
見学後にやること|早めの「情報整理」で差がつく
見学で得た印象は、時間が経つと薄れてしまいます。その日のうちに、写真とメモを見返しながら情報を整理しておきましょう。「よかった点・気になった点」を会社ごとに書き出し、家族で共有すると、次に何をすべきか(別の展示場に行く/気になる会社の見学会に参加する など)が見えてきます。注文住宅と建売で迷っている方は「注文住宅と建売住宅、どちらが向いている?」も参考になります。
まだ具体的じゃなくても大丈夫?子連れでも安心?
「まだ何も決まっていないのに行っていいの?」——まったく問題ありません。住宅生産振興財団・住宅展示場協議会の来場者アンケートでも、住宅計画の実現時期を「2年以上先・未定」とする来場者が4割前後を占めています。検討の初期こそ、実物を見てイメージを広げるのに展示場は役立ちます。「今日は見るだけ」で気軽に立ち寄ってOKです。
「子連れでも大丈夫?」——授乳スペースやオムツ替えスペースを備えた展示場もあり、SBSマイホームセンターでも子育て世代が見学しやすい環境を整えています。お子様の様子を見ながら、休憩をはさみつつ無理のないペースで回りましょう。
見学前に準備しておくとよいこと
- 持ち物:スマホ(写真・メモ用)、メジャー、あれば理想の間取り・外観の写真
- 服装:たくさん歩き、靴を脱ぐ場面もあるので、動きやすい服・脱ぎ履きしやすい靴が◎
- 家族で共有:だいたいの予算感、譲れない条件(駐車場・部屋数など)
- 来場予約:土日は混みやすいため、予約しておくと待ち時間を減らせます
静岡で家づくりを始めるなら、まずは展示場へ
不安の正体さえわかれば、住宅展示場は怖い場所ではありません。家づくりの第一歩は、たくさんの家を見て「好き」を見つけること。SBSマイホームセンターは静岡県内6か所(御殿場・三島・富士・静岡・藤枝・浜松)にあり、お近くの展示場でさまざまな住宅会社のモデルハウスを見比べられます。「まだ具体的に動くか決めていない」という段階のご来場も大歓迎です。
目的に合わせて、自分に合った見学方法を選べます
- 見たいモデルハウスが決まっている方
気になるモデルハウスを予約して見学 → 見学予約
- 営業を気にせず自由に見て回りたい方
営業なし・アンケートなしで自由に見学できます(※開催日限定)→ 1DAY見学フリーパス
- 短時間で効率よくモデルハウスを見たい方
1棟30分を目安に効率よく見学できます(※予約不要)→ タイパ見学会
- 何から始めればよいか相談したい方
家づくりの進め方や住宅会社選びなどを相談できます(※予約不要)→ マイホームカウンター
まずは、お近くの住宅展示場へ。→ SBSマイホームセンターの展示場を探す
予算計画や住宅会社選びをまとめて相談したい方は、SBS住まいの窓口「たてるら」もご活用ください。
あなたのスタイルや家づくりの段階に合わせて住宅展示場や相談窓口を上手に活用!




まとめ
- 住宅展示場は実物を体感し、複数社を一度に比較できる家づくりの第一歩。静岡の住宅購入者の76.8%が来場
- 営業が不安なら、最初に「見学だけ」と伝える/記名は任意/その場で決めない
- 見るべきはリビング・水回り・性能・外観。会社は価格帯・性能・設計の自由度で比較
- 効率的に回るなら条件整理→案内所で全体像→2〜3社に絞る→写真とメモ。見学は平均約3棟が目安
- 質問リストを準備し、見学後は早めに情報整理。まだ具体的でなくても、子連れでも気軽に来場OK
出典・参考
- SBSマイホームセンター調査(2023年12月・n=82/過去3年以内に住宅を購入した方):来場率76.8%
- 住宅生産振興財団・住宅展示場協議会「総合住宅展示場来場者アンケート」:実際に見学するモデルハウスは平均約3棟/住宅計画の実現時期「2年以上先・未定」が4割前後
※展示場数・設備等は記事作成時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。