自然素材同士の組み合わせも非常に相性がよく、私達は自然素材に精通するプロとして、適材適所の最良のコーディネートと施行を行うことにより、個々の素材が持つ特性や風合いをより際立たせています。
木も、土も、石も、紙も、天然の素材を扱うには豊富な知識と現場で長年つちかった経験がものを言います。床材一つでも、椅子の生活か、座布団か、ベッドか、など、ライフスタイルによって選ぶべき素材が違ってきます。
大工、左官、建具職人など、素材の特徴を熟知したベテランが揃っていることも、私達が自信を持って適した自然素材をお勧めできる理由です。

周囲の建物や樹木の影響をあらかじめ考慮し、外部との距離感をはじめ、見たい眺め・見たくない眺めを心に留めておくほか、外からの視線も想定します。環境条件には自然から受けるもの（光、風、湿気）、土地の特性（水はけ、地崩れ）、外的要因（音）などがあります。

同じ敷地が一つとしてないように、制約のない敷地もありません。限られた条件のなかで、その敷地にふさわしい答えを見つけるためには、その性質をよく理解したうえで、既成概念にとらわれない柔軟なプランニングが鍵となります。

自分らしい家をつくるために、次のようにポイントを分けて考えることができます。

・人の動き（動線、回遊性）
・光と風の動き（入り方と抜け方）
・光の強さ（明るさと暗さ）
・空間の見せ方、見え方
・匂いや手ざわり（素材）
・内と外の中間的空間（ウッドデッキなど）
・遊びごころとこだわり
これらについて、「心地いい」「楽しい」と感じることをバランスよく組み合わせていけば、“自分らしい家”の姿がおのずと見えてきます。

最初は漠然としたイメージだったとしても、ハウジングアドバイザーや設計士と会話を積み重ねていただくことで、一つひとつが具体的になり、ご自身も気づかずにいた夢や希望、美意識が明確にもなります。そうしてつくりあげられた家は、ご家族にとって本当に愛おしい家になります。