富士山を望み、海にも山にも近い──そんな自然と都市が調和する静岡県。
温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、東京・名古屋へのアクセスの良さから「暮らしやすい地方」として注目されています。
しかし一口に静岡といっても、エリアごとに土地の性質や価格帯は大きく異なります。静岡で家を建てるなら、まずは地域特性を理解することが理想の住まいづくりの第一歩です。
静岡で家を建てる前に押さえたい3つの地域特性
静岡県は「中部」「東部」「西部」の3エリアに大きく分けられます。
それぞれの特徴を理解することで、自分たちのライフスタイルに合う地域を見つけやすくなるでしょう。
中部エリア(静岡市・焼津市など)
県庁所在地・静岡市を中心に商業施設や医療機関が充実。
温暖で過ごしやすい気候と、東名高速や新幹線によるアクセスの良さが魅力です。
特に静岡市駿河区や葵区は利便性が高く、ファミリー層に人気があります。
一方で、沿岸部は津波・高潮リスクを考慮した土地選びが求められます。
東部エリア(沼津市・富士市・三島市など)
富士山麓の雄大な景観と首都圏へのアクセスが共存するエリアです。
新幹線の停車駅が多く、東京まで約1時間で通勤できる地域もあります。
住宅地としての人気が高い反面、富士山の火山灰質の地盤には注意が必要です。
地耐力を調べたうえで、地盤改良の必要性を検討しておくと安心です。
西部エリア(浜松市・磐田市など)
製造業の集積地として発展してきた浜松市を中心に、比較的広い土地が確保しやすいエリアです。
地価が安定しており、ゆとりある平屋やガレージ付き住宅を建てやすいのが魅力。
ただし、遠州灘沿岸は強風が多いため、耐風性能の高い設計が推奨されます。
中部・東部・西部エリアの土地相場比較
土地価格(坪単価)は立地や利便性によって差が出ます。
以下は2024年時点の公示地価(参考:国土交通省地価公示)をもとにしたおおよその目安です。
| エリア | 主な市町 | 坪単価の目安 | 備考 |
| 中部 | 静岡市・焼津市 | 約35〜60万円 | 交通・商業の中心地 |
| 東部 | 沼津市・三島市・富士市 | 約25〜50万円 | 新幹線沿線は上昇傾向 |
| 西部 | 浜松市・磐田市・掛川市 | 約20〜40万円 | 坪単価が比較的安定 |
同じ市内でも、駅徒歩圏か郊外かで坪単価は2倍以上変わることもあります。
通勤や通学の利便性、将来的な資産価値を考慮しながら比較することが大切です。
地盤・気候・通勤アクセスの違い
土地の価値を左右するのは価格だけではありません。
静岡で家を建てる際には、地盤や気候条件、アクセス面も考慮する必要があります。
- 地盤:富士市や焼津市などでは地盤調査を行うと「軟弱地盤」が見つかるケースもあります。地盤改良費として50〜100万円程度を見込んでおくと安心です。
- 気候:全体的に温暖ですが、西部では「遠州のからっ風」と呼ばれる強風が、東部では冬の寒さが厳しい傾向があります。
- アクセス:東名高速・新東名・東海道新幹線など交通インフラが整っており、東部では東京圏への通勤も可能。中部は県内移動に便利、西部は名古屋方面へのアクセスが良好です。
こうした要素を総合的に見極めることで、快適で安心できる住環境を選びやすくなります。
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土地選びのチェックリスト
家づくりを成功させるためには、「価格」だけでなく「将来の暮らし」を見据えた土地選びが重要です。以下のポイントを確認してみましょう。
- 通勤・通学時間は現実的か
- 周辺の生活インフラ(スーパー・病院・学校)は充実しているか
- 地盤調査やハザードマップを確認したか
- 日当たりや風通し、隣地との距離は十分か
- 将来の再販価値・相続時の資産性を考慮しているか
これらを整理すると、単に「安い土地」ではなく「自分たちの暮らしに合った土地」が見えてきます。
まとめ:理想のエリアを見つけるコツ
静岡で家を建てるなら、まずは「どんな暮らしをしたいか」を明確にすることが大切です。
通勤の利便性を重視するなら東部エリア、穏やかな生活環境を求めるなら中部、広い敷地とコスパを重視するなら西部が向いているといえるでしょう。
地盤や災害リスク、交通環境などの要素を丁寧に比較し、長く安心して暮らせる土地を見極めたいものです。
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