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2026年05月30日 (土)

吹き抜けで後悔しないために|寒さ・暑さ・音問題の原因と設計のコツ

執筆者のイメージ
川越玄三
SBSマイホームセンター株式会社 メディア編集チーム

開放感があっておしゃれ、家族の気配を感じられる——吹き抜けに憧れる方は多いですが、「実際に建ててみたら後悔した」という声も少なくありません。

よく聞かれる悩みが「冬が寒い」「音が筒抜け」「2階のスペースが狭くなった」といったものです。

ただ、こうした問題の多くは設計段階で対策しておけば防げるものです。この記事では、吹き抜けで後悔しがちなポイントとその原因、設計時に取り入れたい対策をわかりやすくお伝えします。


吹き抜けで後悔しやすい3つの問題

① 冬が寒い(暖房効率が悪い)

吹き抜けの後悔として最もよく聞かれるのが「冬の寒さ」です。暖かい空気は上に溜まりやすく、1階にいると足元が冷えやすくなります。また、天井が高い分、エアコン1台では部屋全体を温めにくくなります。

原因として多いのが断熱性能の不足です。吹き抜けは外気に触れる面積(天井・壁・窓)が増えるため、断熱性能が低い家では外気の影響をより受けやすくなります。

→ 暑さ対策についてはこちらもご覧ください:吹き抜けは暑い?後悔しないための冷暖房・断熱設計のコツ

② 音・ニオイが広がりやすい

吹き抜けには「どこにいても家族の気配を感じられる」というメリットがありますが、逆にいうと、音やニオイも家中に広がってしまいやすいことを意味します。プライベートが確保しにくい、勉強や仕事に集中しづらい、焼き魚や揚げ物のニオイが気になる…などの悩みが出てくる可能性もあります。

特に在宅ワークが増えた現在、1階の生活音が2階の仕事部屋に響くという悩みは増えています。

③ 2階の床面積が減る

2階の一部を吹き抜けにするため、2階部分の床面積が狭くなってしまいます。リビングを広く見せてくれるため、狭小住宅との相性がよい吹き抜けですが、2階の床面積とどちらを優先するかは、家族構成やライフスタイルによって決めていく必要があります。

子どもが成長して個室が必要になったとき、部屋数が足りなくなるというケースも起こりえます。将来の家族の変化まで見据えた設計が大切です。

④ 高所のメンテナンスが大変

意外と忘れがちなのが、高い位置の窓掃除や、照明の電球交換などのメンテナンスです。自分で行うには危険を伴うことが多いため、業者への依頼が必要になり、その分のメンテナンス費用がかかってしまいます。

設計段階でメンテナンス用の足場スペースを確保しておいたり、長寿命のLED照明を選んだりすることで、手間を減らすことができます。


後悔しないための設計のコツ

① 断熱・気密性能を高める

吹き抜けの寒さ対策として最も効果的なのが、住宅全体の断熱・気密性能を上げることです。断熱等級4以上(できれば断熱等級6・7)の高断熱住宅であれば、吹き抜けがあっても冷暖房効率は大きく改善します。

窓には複層ガラス(ペアガラス・トリプルガラス)を採用し、吹き抜け上部の高窓には特に断熱性の高いものを選ぶとよいでしょう。

② シーリングファンを設置する

吹き抜け天井にシーリングファンを設置すると、上下の空気を循環させて温度差を解消できます。夏は下向き(冷気を下に送る)、冬は上向き(暖気を下に送る)に切り替えて使うのが基本です。

見た目のおしゃれさと機能性を兼ね備えているため、吹き抜けとの組み合わせとして多く採用されています。

③ 床暖房を検討する

吹き抜けのある空間で「足元の寒さ」を解消したい場合、床暖房は有効な選択肢です。エアコンと違って暖気が上に逃げにくく、足元から均一に温めることができます。特にリビングに吹き抜けがある場合は、床暖房との組み合わせを設計段階で検討しておくと、冬の快適性が大きく変わります。

④ 間取りで音の広がりを抑える

音問題の対策には、間取りの工夫が効果的です。

また、防音性の高いドアや壁材を部分的に採用することで、生活音が伝わりにくくなります。

⑤ 将来の家族構成まで考えて面積を決める

吹き抜けの大きさは「どのくらいの開放感が欲しいか」だけでなく、「2階に何部屋必要か」という視点でも決める必要があります。

子どもが小さいうちは個室不要でも、10年後・20年後を想定した設計が後悔を防ぎます。住宅会社との打ち合わせでは、現在の家族構成だけでなく将来のライフスタイルの変化も伝えるようにしましょう。


吹き抜けが向いている人・向いていない人

向いている人 慎重に検討したい人
開放感・採光を重視する 冷暖房コストをできるだけ抑えたい
家族のつながりを感じる間取りにしたい 在宅ワークや勉強など静かな環境が必要
高断熱・高気密住宅を選ぶ予定がある 2階の部屋数をできるだけ多く確保したい
シーリングファンなどの演出にもこだわりたい メンテナンスの手間・コストを最小限にしたい

吹き抜けは設計と住宅性能が揃えば、デメリットの多くを解消できます。「憧れはあるけど心配」という方は、まず住宅会社に相談しながら自分たちの暮らしに合うかどうかを確かめてみましょう。


モデルハウスで実物を確認しましょう

吹き抜けの開放感や実際の広さは、写真や図面だけではなかなかイメージできません。SBSマイホームセンターでは、吹き抜けを取り入れたモデルハウスを複数見学していただけます。実際に空間に入ることで「思っていたより狭い」「意外と音が気にならない」といったリアルな感覚が得られます。

「吹き抜けにするかどうか迷っている」という段階でのご来場も大歓迎です。担当者に率直に悩みをぶつけていただくことで、自分たちに合う間取りのヒントが見つかるはずです。

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<関連記事|吹き抜けは暑い?後悔しないための冷暖房・断熱設計のコツ

<関連記事|吹き抜けのメリット・デメリット|後悔しないためのポイントも解説


まとめ

あなたのスタイルや
家づくりの段階に合わせて
住宅展示場や相談窓口を上手に活用!

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