無添加漆喰と無垢材のナチュラルフレンチな家

全体の雰囲気を大事に、インテリアも妥協せず。 パッと見て感じる全体の雰囲気を重視して、無添加漆喰の壁、無垢の床材など、面積が大きい部分の素材を統一。さらに、キッチン背面のタイル、おしゃれな色使いの木のドア、天然木の家具、飾り棚なども、自然素材にこだわって、空間の雰囲気を作り上げています。 カタログやサンプルも、これでもかと取り寄せ、いろいろな家具屋や雑貨屋に足を運んだとか。夢見た空間の実現は、自分の足と目を使って養われたセンスがあってこそ。ちょっとした部分も妥協しないことが、全体のイメージを創りあげるのですね。

設計の必須条件だった、吹き抜けのリビング。ダイナミックな開放感というより、自然の中にいるような安らぎを覚える空間になっているのは、漆喰の壁と無垢の床など、天然素材に包まれているから。

６歳と３歳のお二人のお嬢さまは、子ども部屋より、リビングやダイニングテーブルが、遊びや勉強の拠点。ですが、お友達が遊びに来ると、その拠点は、屋根裏部屋へと変わるそうです。それもそのはず、黒板と同じ素材の壁紙で、みんなでダイナミックにお絵かきが楽しめるのですから。お城のお姫様が、息抜きに過ごす、隠れ家的な屋根裏部屋のような場所。お嬢さまたちのお気に入り、自慢したくなるのもうなずけます。取材当日も、得意満面に案内してくれ、お絵かきを披露してくれました。

１階のドアはフレンチグレー、２階の子供部屋のドアはフレンチブルーと、主張しすぎず、アクセントになっている、ドアの色が絶妙！木の質感と相まって、家全体の雰囲気を、よりおしゃれにする、上級テクニックです。

大きな鏡とタイルの洗面。朝の洗顔や身支度、帰宅後の身繕いが、ここでできてしまうので、２階に上がる必要がなく、時短＆便利。ハンガーポールは、スーツやワイシャツ、コートなどもかけられるので、家族みんなが〝使える〟場所。 【水廻りがぐるっと一周できる動線】「ぐるぐる回りたい」奥さまの願いが叶った、家事に便利な動線。キッチン、ドレッシングルーム、風呂、トイレが、ぐるっと一周できる動線は、一方通行の動線にはない快適さ。取り入れてみたい動線のお手本。

奥さまが一番こだわったという、アイランドキッチン。タイルの壁と飾り棚は、「これ！」というイメージがあり、そのまま実現した場所の一つ。見せる収納のアイテムは特に厳選。キッチン用品も、雰囲気に馴染んで、雑誌から飛び出てきたよう。

リビングを覗くことができるフロアガラス窓は、「夜な夜なネットで調べた」（奥さま談）こだわりのワンポイント。今は親子４人で寝ているので、お嬢さまたちも、この窓がお気に入りなのだそう。

いつでも干せる室内物干しスペース