玄関では斜め効果がいくつも発揮されています。斜めの持つ「警戒心を解きほぐす効果」で外観の印象を柔らかくし家族や来客を優しく迎えます。そして視線が自然と対角線の先に促されるため、奥行きのあるスマートな印象と玄関ポーチにゆとりが生まれます。さらに玄関に入ると視線が奥へ向くので、オープンタイプのシューズクロークへの来客の視線もあまり気にならずたっぷり収納が出来ます。
LDK南側を1列床から30cm上げ、立体感だけでなく腰掛けたりテレビボードとして活用したりと、多目的な利用が可能です。キッチンダイニングの背面にはダークスモーキーな天然木を一面に貼りました。無造作な凹凸と灰黒色が相まって、LDKに無骨さを生み出します。
洗面化粧室とリビングスペースとの間に、黒いアイアン格子状の透明窓を設置。生活感を抑えつつインダストリアルデザインを強く印象づけます。玄関を上ると4.5帖のホールが。サンルームとしても、将来お子様が増えた時の居室としても利用可能な多目的オープンスペースです。
入口右手上部にバスタオルや着替えをそっと置ける棚が設けられ、使い易く丁度いい広さの洗面室。天井近くに設けた窓の明かりで北側の暗さを解消しました。全館空調システムを採用することで洗面室も常に一定温度を保っているのでヒートショックの心配もありません。