インテリア

実例から見つける!理想のインテリアテイスト

執筆者
出口 恵

毎日を快適に、ゆたかに暮らすための家づくり。せっかくならインテリアにもこだわりたいですね。でも、「あなたの好きなインテリアは?」と聞かれたとき、明確に伝えるのは意外と難しいもの。理想のインテリアコーディネートを実現するための第一歩は、“自分の好きなテイストを知ること”です。そこで今回は、実際のモデルハウスの画像を見ていきながら、代表的なインテリアテイストをご紹介していきます。たくさんの実例の中から、「これいいな!」と思うものをぜひ探してみてくださいね。

新築だからこそ叶う!理想のインテリアコーディネート

 [ダイワハウス 沼津支店 xevoシグマ 三島展示場] 

[へーベルハウス CUBIC 袋井展示場] 

インテリアというと、家具やカーテン、雑貨などをイメージすることが多いかもしれません。しかし、統一感のあるコーディネートを実現するためには、部屋全体の配色がとても重要。壁や床、天井などは大きな面積を占めるため、コーディネートの印象を左右します。極端な例ですが、ホワイトのフローリングや、ダークな建具の家で、ナチュラルで温かみのある雰囲気のコーディネートをしたいと思っても、なかなか難しいですよね。

家づくりの早い段階から希望のインテリアを具体的にイメージしておくことで、理想のコーディネートの実現へとグッと近づきます。また、住宅会社によって得意なテイストがあることも多いので、希望のインテリアを意識することは、住宅会社えらびの参考にもなります。それではさっそく、あなた好みのテイストを探してみましょう!

ナチュラル

やさしく柔らかな印象のナチュラルテイスト。無垢材や漆喰、珪藻土などの自然素材がもつ温かみを活かすのが特徴です。デザイン的な要素は少なめに、肌触りや質感を重視します。

ここ数年、家で過ごす時間が増えたことから、住まいに「居心地のよさ」や「癒し」を求める傾向が強くなりました。それにともない、飾らない心地よさを大事にしたナチュラルテイストへの注目もより高まっています。

 [福工房 静岡東モデル 静岡東展示場] 

[ヤギモク ヤギモク富士 富士展示場] 

ナチュラル×北欧

人気の高い「北欧」テイスト。自然素材に、白やグレーなどのシンプルなベースカラー。そこに北欧ファブリックに代表されるような鮮やかなアクセントカラーや幾何学模様を取り入れていきます。

北欧の住まいは、冬が長く日照時間が短い環境の中、室内でいかに快適でゆたかに過ごすかを考えてつくり上げられたものです。自然素材のやさしさや、ほどよく明るいカラーは、子育てをする環境としても適しています。

 [静鉄ホームズ 明日*家 LeSel 藤枝展示場] 

[アキュラホーム 浜松支店 海外ドラマのようなおしゃれな家 浜松展示場] 

モダン・スタイリッシュ

洗練された、落ち着きのある雰囲気が魅力のモダンテイスト。床や建具はダークブラウン、モノトーンなどを中心に。そこに無機質な金属やガラスを組み合わせることで、非日常的な空間を演出します。水平・垂直的なデザインが基本となるため、都会的で整った印象となります。

また最近では、ナチュラル・和などの異なるテイストと掛け合わせた、ソフトなモダンスタイルも増えています。

 [一条工務店 一条の洋館セゾン・掛川モデル 掛川展示場] 

[住友不動産 Jアーバン・ライト 静岡展示場] 

和モダン・和風モダン

畳や障子、床の間など、日本ならではの伝統的な「和」の要素に、現代的でスタイリッシュなデザインを加えた「和モダン/和風モダン」テイスト。

洋風の住宅が一般的になった今でも、畳をはじめとした和の素材には根強い人気があります。現代的な生活スタイルの中に、和のくつろぎや温もりを取り入れることで、長く愛着のもてる空間となります。

 [積水ハウス 静岡支店 シャーウッド(ザ・グラヴィス)藤枝展示場] 

[J.design 杉森建設 遊和モデルハウス 富士展示場] 

クラシック・ヨーロピアン

繊細な彫刻や装飾、重厚感のあるアンティーク家具が特徴のヨーロピアンテイスト。クラシックな雰囲気漂う、エレガントで華やかなスタイルです。

一般住宅では、建具の一部に曲線的なデザインやアイアンの装飾をほどこしたり、キャンドル型のシャンデリア照明をつけたりすることで、気軽にクラシック・ヨーロピアンの要素を取り入れることもできます。

 [セキスイハイム東海 富士グランツーユー展示場 富士展示場] 

[三井ホーム シュシュ(chouchou)浜松展示場] 

シンプル・ミニマル

少ない物で美しく暮らす「ミニマリスト」という言葉をよく耳にするようになりました。必要最小限の物しか持たないシンプルな暮らし方に注目が集まる中で、インテリアにもこの「ミニマル」の要素を取り入れる人が増えています。

飾り気を完全に排除するということではなく、本当に気に入っているものを大切にしていけるようなスタイルを目指すことで、現実的な暮らしに合ったものとなります。またスッキリとした空間にするためには、家づくりの段階で部屋全体のレイアウトや収納を重視することが欠かせません。

 [ユニバーサルホーム 浜松東店 ドマーチェ テラスエディション 浜松展示場] 

 [一条工務店 i-smile 浜松展示場] 

インダストリアル・ブルックリン

近年登場した、カジュアルで個性的なインテリアスタイル。「インダストリアル(工業系)」は名前の通り、コンクリートや配管などを活かした、武骨でかっこいいテイスト。「ブルックリン」は、倉庫や工場を思わせるレンガや深い色合いの木材を使用するのが特徴です。

どちらもユーズド感のあるヴィンテージ家具・アイテムとの相性がよく、DIYが好きな人にも好まれています。

 Standard Smile Box 三島展示場] 

まとめ:「これいいな!」を体感しに行こう

 [百年住宅株式会社 New FORTE 御殿場展示場] 

[クレバリーホーム榛南店 CXシリーズ 榛南展示場] 

SBSマイホームセンターには、ここで紹介した以外にもさまざまなインテリアコーディネートを提案したモデルハウスがあります。(中には、1棟のモデルハウスで複数のテイストが見られるように工夫されているものも!)

サイト内の「モデルハウス検索(https://www.sbs-mhc.co.jp/search.php)」には、「イメージで探す」という機能があります。ここでは、サイトに登録のあるモデルハウスの画像を「住宅会社」「展示場」「写真カテゴリ」で絞り込むことが可能です。例えばリビング一つに絞っても、200以上の画像を見ることができます。ぜひこの中から、「これいいな!」と感じるものをたくさん集めてみてください。あなたの集めた「これいいな!」は、理想のインテリアコーディネートを実現する大きな助けになってくれます。

そして好みの傾向が分かってきたら、ぜひ、実際に展示場に足を運んでみてください。画像だけでは分からない、それぞれのインテリア空間から伝わってくる素材感や空気感を体感できるのは展示場ならでは。本当に心地よく、愛着の持てる家づくりのためのヒントになればうれしいです。