ガーデニング

よくある失敗から学ぶ!ガーデニングを楽しむ家づくり【5つのポイント】

執筆者
出口 恵

マイホームを建てたらガーデニングを楽しみたい!そう考えている方は多いのではないでしょうか。四季折々の花を楽しんだり、家庭菜園に挑戦したり。子育て世代にとっては、お子さんの身近で安全な自然体験の場にもなりますね。今回は、ガーデニングを無理なく快適に楽しむために、家づくりのタイミングで意識すべき【5つのポイント】を解説します。せっかく庭スペースを確保したのに放ったらかし…!そんな後悔をしないためにも、この5つをしっかり押さえておきましょう。

ポイント1.水道とコンセントは必須

水やりや道具の手入れ、収穫した野菜の泥落としなど、ガーデニングには水道が欠かせません。ホースをどう伸ばして使用するか?などを具体的にイメージしながら、立水栓・散水栓の設置場所を検討しましょう。

 なお、立水栓・散水栓とは、それぞれ以下のようなタイプの水道です。

立水栓・・・地中に埋めてあり、使用する際に地面にある蓋を開け、ホースを取り付けて使う

散水栓・・・地面に柱状の水栓を立て、蛇口を取り付けて使う

 水やりだけなら散水栓でもよさそうですが、その度に蓋を開け、ホースを取り付けて、終わったらまた片付けて…というのは意外と手間です。こまめに庭を手入れするためには、立水栓の方が適しています。

 もう一つ、屋外で水が必要になるのが洗車時です。庭と駐車スペース、どちらでも水道を快適に使えるよう工夫しましょう。庭の手入れ用に立水栓、洗車用に散水栓というように使い分けるのもいいですね。

 また庭の設備でもう一点、「屋外コンセントをつければよかった!」というのもよくある後悔です。芝刈り機や屋外洗浄機、BBQ、プール遊びのための電動空気入れなどなど、屋外でアクティブに過ごしたい人には、電源の確保は欠かせません。

 水道やコンセントを後付けしたり移動させたりする場合は、費用が余計にかかってしまうので、家づくりの際にしっかりと計画を立てておきましょう。

ポイント2.排水管の位置に注意

 

決めることが山ほどある家づくり。「とりあえずお庭のスペースを確保しておいて、住み始めてからゆっくりと整えていこう」と考える方もいるかもしれません。その際に注意したいのが、排水管や点検枡の位置。いざ木を植えたり、花壇や畑を作ったりするときに、これらが妨げになってイメージ通りの庭がつくれない!というのはよくある失敗です。

 庭づくりは後々進めていくつもりという場合でも、おおよそのレイアウトを決めておくことが重要です。あらかじめ施工業者に伝えておくことで、このような失敗を避けることができます。

ポイント3.収納場所の確保

ガーデニングを楽しんでいると、いつの間にか増えていく道具類。スコップやシャベル、ハサミ、ジョウロなどの基本的なグッズから、プランター、培養土、鉢底石、各種肥料、支柱などなど、ガーデニング用品は意外と場所をとります。収納場所に困ってから屋外物置の設置を検討するケースも多いですが、十分なスペースが確保できなかったり、庭から離れた場所にしか設置できず不便だったりということが起こりがちです。

 ガーデニングを思いきり楽しむためには、収納場所をきちんと確保しておくことがポイント。屋外物置のほか、最近では土間収納も人気です。土間は、家の外と中とをつなぐ中間的な場所。ガーデニング用品以外にも、アウトドアグッズやベビーカー置き場などとしても重宝します。

ポイント4.室内と庭をつなぐ動線を考える

 

せっかく庭を作ったのに、いつの間にか足が遠のいて放置気味…。そうなってしまう原因は、室内から庭への動線に問題があるのかもしれません。例えば、せっかく家庭菜園で野菜を育てても、キッチンから庭へのアクセスがよくないと「ちょっとあの野菜がほしいな」というときにも、収穫に行くのが面倒になってしまいますね。また、庭で作業していても室内にいる家族の様子がわかる、逆に庭であそんでいる子どもたちの様子をキッチンやリビングから見守って、何かあればすぐに行ってあげることができる、そのような位置関係でないと、庭を活用する機会が減ってしまう可能性があります。

 庭づくりの際には、室内から庭へのスムーズなアクセスを考えた動線を確保しましょう。その際に、あると便利なのがウッドデッキです。リビングの掃き出し窓に設置すれば、リビングと庭とをゆるくつなぐスペースとなります。ウッドデッキにステップをつければ、そのまま外に出ることも可能です。室内と庭との距離を縮めることで、暮らしの中にガーデニングを無理なく取り入れることができます。 

ポイント5.景観を楽しむための一工夫

自分で手入れしたこだわりの庭を、室内からも眺めることができたらうれしいですね。キッチンで家事をしているとき、あるいはリビングでくつろいでいるときに、自然と庭の緑が目に入る。そんな窓の配置を検討するのもおすすめです。

 また、こちらは少々上級者向けですが、プライバシーが確保できるなら、庭が見える位置にFIX窓(開閉ができない固定窓)を設置するという選択肢もあります。FIX窓には開閉のための部品などがついていないため、とてもスッキリとしたデザインです。窓の外の四季折々の景観を、絵画のように切り取ることができます。

 まとめ

 ついつい後回しになりがちな外構ですが、家づくりと同時に庭づくり計画を立てていくことで、失敗のない、快適なガーデニングライフを送ることができます。

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