住宅設備

ライフスタイルに合せた家づくり《共働きスタイル》

執筆者
鈴木 元一朗(グランドコンパス)

共働きの悩み
 家事労働時間の短縮を挙げる方が多いのではないでしょうか。時間の無い中でのやりくりは大変ですよね。炊事、掃除、洗濯の分野別でみてみましょう。

炊事
 炊事は、調理に時間がかかるのでしょうか?最近のキッチンは収納量も場所も良く、サイズもコンパクトに設計され、調理中の移動距離は少ない。食器洗浄乾燥機により後片付け時間は短縮し、換気扇掃除は自動化され便利。

掃除
 何と言ってもお掃除ロボットの登場である。設定しておけば外出時間に済ませておいてくれる。拭き掃除ロボットまである。

洗濯
 全自動で洗浄、すすぎ、脱水、乾燥までしてくれるし、しわ取りまである。洗濯機の周辺の収納提案も多いし、洗濯機上部の物干しスペースにハンガー掛けすれば室内干しがすぐできる。こうした工夫は展示場でご覧いただくと良い。

 では何に時間がかかっているのでしょうか?献立を考えたり、買い物をする事前作業や洗濯物を畳み、仕舞う作業、ごみを収集しステーションに出しに行く後工程。ここは住設備では解決出来にくいのではないでしょうか。家事の分担が必要ですね。もしくは家事のアウトソーシング化による食材宅配サービスや宅配クリーニングの利用。

自分だけの時間
 家事はある程度時間を要し、疲れるものとして癒してあげる空間設計はいかがでしょうか。マッサージチェアやフットケア―、美顔器など機器設置や、ヨガ、ストレッチが行えるホームジムの畳スペース確保、バスタブにジェットバスや打たせ湯、半身浴、風呂上がりの冷たいおしぼりのミニ冷蔵庫と疲れた身体をほぐしたり、リビングや主寝室での照明器具による調光やそこから音楽が流れたり、心を癒す設え。

共働きスタイル
 そんな視点で展示場を見学してみてはいかがでしょうか。空間や設備で解決する提案も良いのですが、家事労働の大変さや大事さを共感できる営業担当に会えるかもしれません。