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家づくりの先輩たちに聞く、モデルハウス見学のポイントは

執筆者
株式会社トムス 寺島知津

  週末のお出かけが気持ちの良い季節になりましたね。家づくりをお考えの皆さまの中には、モデルハウス巡りをされている方もいらっしゃるのでは。SBSマイホームセンターでご成約をされた方を対象としたアンケートで、「家づくりの情報源として活用したもの」をたずねたところ、「総合住宅展示場への訪問」が84.2%、「特定の住宅会社のモデルハウス・現場見学会への訪問」が61.2%と回答しており、やはり家づくりをお考えの多くの方が、展示場やモデルハウスを情報源として活用されているようです。

■家づくりの情報源として活用したもの(複数回答)

データ:2018年 SBSマイホームセンター成約者アンケート487人

 初めてのモデルハウス見学の場合、ワクワクするのと当時に何を見たらよいのかわからないといった不安を感じる人も少なくありません。そこで、家づくりの先輩たちがモデルハウス見学でチェックしたポイントを見てみましょう。「モデルハウスで重点的に見たポイント」をたずねたアンケートによると、例えば夫婦二人世帯では「耐震性能」と回答した人が61.2%と最も多く、次いで「デザイン」48.0%、「キッチン」43.9%、「外観」43.9%の順となってます。また、核家族世帯においても「耐震性能」が53.4%でトップ。そのほか「キッチン」46.0%、「収納スペース」45.6%などが上位となっています。三世代世帯では「収納スペース」58.3%、「キッチン」54.2%、「耐震性能」43.8%の順となっています。夫婦二人世帯ではデザイン、核家族や三世代世帯など家族人数が多いお宅では「収納スペース」が見学ポイントとなっているようですが、「耐震性能」と「キッチン」は家族構成にかかわらず重点的に見ているポイントのようです。モデルハウスでは耐震性能について、パネルや構造や仕組みが分かりやすく展示されていたりするので、各メーカーの特徴や強みを見たり触れたりしながら知ることができます。「キッチン」についてもキッチンメーカーのショールームで様々なタイプのキッチン設備を比較しながら見るのも良いですが、家の中に設置する際のレイアウトやサイズ感を具体的にイメージするためにはモデルハウスで確認するのも良いかと思います。

■モデルハウスで重点的に見たポイント(複数回答)

データ:2018年 SBSマイホームセンター成約者アンケート487人

 モデルハウス見学では、営業マンの説明を聞きながら見て回ると30分から1時間はかかるものです。気になるモデルハウスを1日で3棟、4棟と回る場合は、事前に家族で見るべきポイントを話し合っておくと、知りたい情報を効率よく収集することができます。百聞は一見にしかず。家づくりを始める方は、モデルハウスに足を運んでみてください。