住宅購入の際に、ほとんどのお宅では住宅ローンを組みますが、リフォームのための予算を頭にいれている方は意外と少ないようです。静岡県在住で最近5年以内に注文住宅を購入した人に「リフォーム予算としての貯蓄金額」をたずねたところ、77.2％が「リフォーム用の予算は貯蓄していない」と回答しており、築5年以内のほとんどのお宅では、リフォームの準備を始めていないのが現状です。
一方で、持家を所有している人に「1年以内にリフォームをしたい場所」をたずねた調査では、築５年を過ぎたころから「浴室」「トイレ·洗面所」などの水回りのリフォームや修繕を検討する人が出始めています。さらに築10～15年になると「台所」「居室」「屋根」「外壁」「間取りの変更」などを考える人が増えてくる様子がうかがえます。
すなわち、新築のお宅でも５年以降からリフォームや修繕が必要となる可能性が出てくるということです。リフォームや修繕にかかる費用はその規模によりますが、例えば外壁の塗り替えでは60万円～150万円が相場のようです。すぐに用意するのは難しい金額ですから、早めに準備を始めるのがよいかと思います。また、こまめにお手入れやメンテナンスをすることで、耐用年数が変わる場合もあるので、施工会社からアドバイスをもらうのもよいですね。そのほかにも、家づくりの過程でメンテナンスが簡単な素材を意識して選ぶのもひとつです。
我が家も15年目に突入です。外壁塗りかえの検討、はじめました。
■リフォーム予算としての貯蓄金額
データ：2018年 住まいに関するアンケート（株式会社トムス）／静岡県在住で最近５年以内に注文住宅を購入した人206人
■1年以内にリフォームをしたい場所
データ：2017年SBSデータバンク静岡市調査／男女13～69歳·564サンプル
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