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住宅制度

2025年09月30日 (火)

静岡市の子育て支援|主な制度の内容や支援を受けられる施設を紹介

「静岡市で安心して子育てできるか知りたい」「どんな支援があるの?」とお考えではありませんか。

静岡市では、子育て支援制度として、医療費助成や保育料の負担軽減といった経済的サポートのほか、産後ケアや伴走型相談支援などの制度を整備しています。

この記事では、静岡市の子育て支援制度の内容や、親子で利用できる施設、手続きの方法について解説します。

<目次>

静岡市の子育て支援制度

静岡市では、経済的なサポートから日常生活の手助けまで、子育て世帯を幅広く支援する制度が整っています。ここでは、静岡市の主な子育て支援制度をご紹介します。

子育て支援ヘルパー派遣事業

子育て支援ヘルパー派遣事業は、妊娠中や子育て中で人手が足りない家庭にヘルパーが訪問し、家事や育児を支援する静岡市の有料サービスです。静岡市に住んでおり、日中に家事や育児を手伝う家族などがいない家庭が対象となります。サポート内容は、食事の準備や掃除、授乳の補助などで、保護者が在宅している際に利用できます。

利用方法は、事前に市への登録を済ませ、希望する事業者へ直接予約する流れです。

参照:子育て支援ヘルパー派遣事業

しずおか子育て優待カード事業

しずおか子育て優待カード事業は、静岡県内の協賛店舗や施設でカードを提示することで、割引やプレゼントなどの特典が受けられる制度です。18歳未満の子どもを連れている保護者や妊娠中の方が対象で、母子健康手帳の交付時などに配布されます。

カードが手元にない場合は、専用アプリをスマートフォンで提示することでサービスを受けることが可能です。

参照:しずおか子育て優待カード事業

産後ケア事業

産後ケア事業は、出産後1年未満のお母さんと赤ちゃんを対象に、助産師が心身の回復や育児を支援する事業です。静岡市に住民票がある方、または市内に里帰りしている方が利用できます。

ケアの形式は、「宿泊型」「日帰り型(相談と休息/相談のみの2タイプ)」「訪問型」の4種類があり、状況に合わせて選択可能です。

体調管理や授乳相談、育児指導など専門的な支援が受けられる点が特徴です。利用を希望する場合は、市が指定する施設へ直接申し込む必要があります。

参照:産後ケア事業

子ども医療費助成制度

子ども医療費助成制度は、静岡市に住所があり、健康保険に加入している子どもを対象とした制度であり、生後0歳から18歳の年度末(3月31日)までが助成対象です。

0歳から1歳の誕生月末日までは、通院・入院ともに保険診療分の医療費が全額助成され、窓口での支払いはありません。1歳から18歳の年度末までは、通院は1回500円の自己負担で済み、入院費用は引き続き全額助成されます。また、院外処方箋による薬代は、年齢に関わらず無料となります。

参照:子ども医療費助成制度

伴走型相談支援

静岡市の伴走型相談支援は、すべての妊婦と子育て家庭に対し、経済的支援と相談支援を組み合わせて提供する制度です。妊娠届の提出時と出産後にそれぞれ5万円、合計10万円の応援給付金が支給されます。

さらに、妊娠中から出産後にかけて、保育士などの資格を持つ相談員が家庭を訪問します。子育てに関するさまざまな悩みや不安に寄り添いながら、安心して子育てができるようサポートするための制度です。

保育料の負担軽減

静岡市では、子育て世帯の経済的負担を軽くするため、独自の保育料支援を行っています。具体的には、認可保育施設を利用する0歳から2歳児クラスの子どもについて、第2子以降の保育料を無償化するというものです。

また、認可外保育施設に通わせている家庭に対しても、子ども一人あたり月額19,000円を上限とした助成金制度を設けており、多様な保育ニーズに応える手厚いサポート体制を整えています。

参照:保育料の負担軽減

子ども・子育て支援新制度

子ども・子育て支援新制度は、国の「子ども・子育て支援法」に基づき、静岡市が実施している総合的な支援です。この制度の中心的な取り組みとして、教育と保育を一体的に提供する「認定こども園」の普及が進められています。

静岡市独自の施策の一つが、各区における、待機児童を一時的に受け入れる「待機児童園」の運営です。

この他にも、地域に子育て世代の交流の場づくりや、養育支援が必要な家庭へ専門員が訪問してアドバイスを行うなど、多様な支援を展開しています。

さらに、これらの施策をより効果的に進めるために、「静岡市子ども・子育て・若者プラン」を策定し、計画的に子育てしやすい街づくりに取り組んでいます。

参照:子ども・子育て支援新制度

静岡市で子育て支援を受けられる施設

静岡市には、親子で安心して過ごせる交流の場や、育児相談ができる支援センター、無料で遊べる児童館や公園などが充実しています。ここでは、静岡市で子育て支援を受けられる施設をご紹介します。

子育て支援センター

子育て支援センターは、市内のこども園や保育園などに併設されている、主に0歳から就学前の子どもとその保護者のための交流施設です。

室内のおもちゃなどで子どもを自由に遊ばせながら、保護者同士で情報交換をしたり、新しい友人を作ったりする場として活用できます。

また、子育てに関する日頃の悩みや不安を、常駐する保育士などの専門スタッフに気軽に相談できるのも心強いポイントです。

施設が開放されている時間内であれば、予約なしで自由に利用でき、育児に関する講座や季節のイベントも開催されています。妊娠中の方も利用可能で、地域の子育ての拠点となっています。

児童館

児童館は、0歳の赤ちゃんから18歳の高校生まで、すべての子どもたちが無料で利用できる児童福祉施設です。

遊びを通じて子どもたちの心身の健やかな成長を促すことを目的としており、異年齢の子どもたちが自然に交流する中で、協調性や創造力を養えます。

乳幼児親子が安心して過ごせるふれあいの場、小学生が友達と集う遊び場、中高生が仲間と交流する拠点として、幅広い年代の「安全な居場所」の役割を担っているのが特徴です。

また、子どもだけでなく、保護者や地域の人々がつながる大切な交流の場としての役割も果たしており、安心して過ごせる「子どもの居場所」となっています。

図書館

静岡市内には、中央図書館をはじめ、各地域に複数の図書館や分館があります。

本の貸し出しや予約サービスはもちろん、赤ちゃん向けの読み聞かせ講座「ハローベビー」や、幼児が物語の世界に親しめる「おはなし会」など、親子で参加できる無料イベントも開催されています。

さらに、図書館から遠い地域へ本を届ける「移動図書館」や、自宅で楽しめる「電子図書館」といったサービスもあり、あらゆる世代が多様な形で本に親しめる環境が整っており、子育て家庭の知的好奇心を支える心強い存在です。

静岡市の子育て支援制度を受ける方法

静岡市の子育て支援制度を受けたいけれど、方法がわからないという方もいらっしゃるでしょう。ここでは、静岡市の子育て支援を受ける方法を解説します。

また、オンラインでの申請方法や、困ったときに相談できる各区役所の窓口もあわせてご紹介していますので、参考にしてみてください。

オンラインでの申請・手続き

静岡市の児童手当などに関する申請は、政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」内の「ぴったりサービス」を利用して、電子申請が可能です。

児童手当の新規申請(認定請求)をはじめ、受給額の変更、住所や氏名の変更、受給資格喪失時の届出など、多くの手続きを市役所に行かずに完結できます。

申請には、保護者本人名義のマイナンバーカードと、対応するスマートフォンまたはパソコンが必須です。なお、本人確認を伴うため、代理申請は認められていない点には注意しましょう。

各種制度の相談窓口一覧

静岡市の子育て支援制度を利用する際、不明な点や困った場合に気軽に相談できる窓口があります。ここでは、各区役所の担当課や総合的な相談拠点をご紹介します。

各区役所の子育て支援課

静岡市の葵区・駿河区・清水区それぞれの区役所内には、「子育て支援課」が設置されており、公的な相談窓口として機能しています。

子育てに関する悩みや不安を専門職員に相談できるほか、児童手当や子ども医療費助成など、各種支援制度の申請手続きを行うことも可能です。

受付時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分まで(土日祝日・年末年始を除く)で、子育てで何か困ったことが起きた際の最初の相談先として気軽に利用できます。

子育て世代包括支援センター

子育て包括支援センターは、妊娠期から子育て期までのあらゆる家庭の相談に応じる総合的な支援拠点です。従来の「子育て世代包括支援センター」の名称から、2024年4月に機能が強化され「こども家庭センター」という新しい名称となりました。

母子保健と児童福祉の両面から、保健師や社会福祉士などの専門スタッフが一体となってサポートを行う点が特徴です。一般的な子育ての悩みから、児童虐待の予防、特別な支援が必要な家庭への専門的な介入まで、一貫した支援を提供することを目的としています。

静岡市では、葵区・駿河区・清水区の各区役所内に「こども家庭センター」として設置されており、さまざまな相談を受け付けています。

まとめ

静岡市の子育て支援として、医療費助成や保育料の軽減といった経済的サポートに加え、産後ケアや伴走型相談支援などの制度が整っています。また、子育て支援センターや児童館、図書館など、親子で安心して利用できる施設も充実しています。

静岡市は行政と地域が一体となり、子育て世帯を支える環境が整った街です。各制度を活用し、より豊かな子育て生活につなげていきましょう。

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