静岡県データ

自宅で仕事をするスタイルが増えるかも…。

執筆者
株式会社トムス フィールドマーケティングチーム 寺島知津

 働き方改革の一環として、自宅など職場以外の場所で仕事をする「テレワーク」への関心が高まっています。しかしながら普及率はまだまだ低く、2017年に総務省より公表された企業のテレワーク導入率は13.3%にとどまっています。国では2020年までにテレワーク導入企業を2012年度比で3倍との目標を掲げている中で、様々な課題はあるものの「テレワーク」という働き方がふえてくるのではと思います。
 では、実際に静岡の人たちは職場以外の場所で仕事をすることについて、どのように感じているのでしょうか。SBSデータバンク静岡市調査によると、「可能ならば会社に出社せず自宅で仕事がしたい」と考えている人の割合は全体の22.4%。特に女性20~34歳のまさしく子育て世代の女性では40.4%にのぼります。最近では女性向けのライフスタイル雑誌やファッション雑誌においても、テレワークで子育てと仕事の両立を実現している女性を紹介した記事を目にすることが多くなりました。
 ただ、実際に自宅で仕事をするとなると、ONとOFFの切り替えが難しいとも言われています。私も休日に自宅で仕事をすることがありますが、家族との団らんの場所を仕事の場として切り替えるには、家族の協力と何よりも自分自身の強い意志が必要になります。常々、狭くても良いので仕事モードに入ることができるスペースが欲しいと思うのです。最近では、テレワークができる家づくりを提案する住宅メーカーも出てきています。「書斎」を一室設けるのは難しいと思いますが、ちょっとしたスペースを仕事用に確保してもよいかもしれませんね。