静岡県データ

納得いく家づくりには、見積チェックが重要です!

執筆者
株式会社トムス フィールドマーケティングチーム 寺島知津

 住宅会社、工務店選びには欠かせない「見積」のチェック。我が家も経験済みですが、これが意外にも大変な作業です。見積書を開いてみると、見慣れない専門用語がズラっと並んでいます。頭が痛くなりますが、見積チェックは自分たちの要望がきちんと反映されているか、不要なものが含まれていないか等を確認するためには重要な作業です。最近では見積チェックを請け負うサービスもあるようですが…。では、施工依頼先を選ぶにあたって、皆さんはどのように見積を取っているのでしょうか。

 静岡県内で家づくりを経験した方に見積依頼の状況を尋ねてみました。見積依頼社数で最も多かった回答は「2社」で注文住宅購入者全体の32.0%を占めました。次いで「1社のみ」27.7%、「3社」21.8%となっています。2社以上から見積を取った人は7割にのぼります。また、見積の依頼先としては「ハウスメーカー」が64.4%、「地元工務店」が40.2%となっています。

見積に関する経験談やアドバイスをいただきました。

●相見積は必ず取るべき。100万円単位で節約になる。(男性40代)
●一社だけだと視野が狭くなるため、比較検討のために複数社は見積もり検討が必要。(男性30代)
●金銭感覚が麻痺します。 数万円がとても安く感じてしまいます。冷静にならないと後で後悔します。(女性30代)
●建物の費用だけではなくオプションや外工事だけでも結構かかるので、すべて込みの見積もりを出してもらった方が良い。(女性30代)
●最初に予算はしっかり伝えた方がいい。 大きな買い物なのでお金の感覚がおかしくなってしまい結構な額になってしまうことも。どこにお金をかけてどこを妥協するかも決めておくといいと思う。家電の購入やカーテンなどやエクステリアなど外構工事も行うことになると思うので、土地と建物だけでめいいっぱい使わない方がいい。(女性40代)
●自分達がどんな家を建てたいのか設計士に細かく話して、どこにどれだけのお金がかかっているのか把握した方が良い。耐久性、デザイン、価格など、家の何を重視するのか、優先順位を決めておくと良いと思う。(女性30代)
●細かい所まで決めて見積もりを取ると大変なので大枠だけで決めると楽です(男性30代)
●担当の方との相性がけっこう大事かなと思います。 大きい買い物なので、つっこんだことも質問したほうがいいと思います。(女性30代)
●見積りをお願いするメーカーや工務店など、あまり多いと打ち合わせなどにかなりの時間を取られるので、できるだけ候補を絞ったほうが良い。(男性30代)

 見積の見方や営業マンとの交渉術については家づくりのノウハウ本やインターネットでも紹介されています。担当営業マンとの交渉をスムーズに進めるためには、自分たちで見積をきちんと確認、理解することが大切です。