静岡県データ

太陽光発電設置状況と意向

執筆者
株式会社トムス マーケティングリサーチチーム 三輪恭子

“太陽光発電システム”新築時の導入件数が全国上位!

 静岡県は太陽光発電導入の好適地であることをご存じですか。太陽光発電には日照時間、日射量をいかに確保できるかどうかが重要です。気象庁が毎年発表する年間日照時間のデータでは、浜松市、静岡市、御前崎市が全国トップ5の常連となっています。
 では、静岡において太陽光発電システムに関心を持つ人はどのくらいいるでしょうか。全国13~69歳を対象としたアンケート調査よると、「太陽光発電システムがほしい」と回答した人の割合は全国で20.3%と床暖房に次いで高くなっており、特に静岡においては22.8%とさらに高い割合となっています。

 実際の「太陽光発電システム」の導入状況をみてみると、静岡県で住宅用太陽光発電補助金を申請している件数は平成21年から平成26年の5年間で5万5千件にのぼり、そのうち新築時における申請件数は2万5千件で全国3位となっています。また、申請数全体に占める新築時の申請割合は全国で34.4%、静岡では45.8%となっており、静岡県において新築時に太陽光発電を導入するケースがいかに多いかがわかります。

「太陽光発電システム」を新築時に設置すると、屋根材や向きを太陽光発電に最適なものを選べたり、家の建築と合わせて設置工事を進めることができたりと、導入のタイミングとしては最適です。初期費用に頭を悩ます人も多いと思いますが、市町からの補助金が出たり、売電することで住宅ローンの負担軽減に寄与したりとお金の問題を解決できる方法がいくつかあります。興味のある方は、ハウスメーカーの営業マンにご相談してみてはいかがでしょう。「太陽光発電」が夢ではなくなるかもしれません。