静岡県データ

マイホーム あなたにとってのベストなタイミングは?

執筆者
株式会社トムス マーケティングリサーチチーム 三輪恭子

マイホームが必要になるタイミングは人それぞれ

 マイホームを購入するタイミングとしては一般的に30代が適齢期といわれていますが、住宅購入に適したタイミングは人それぞれです。静岡県のマイホーム購入者および購入を予定している人はどのようなタイミングで購入を考えているのでしょう。
 静岡県の20~40代で住宅購入予定者および過去5年以内の住宅購入者の308人に、マイホームが欲しいと思うようになったきっかけについて聞いてみました。「持家がほしいと思った」「住んでいる住宅に不満・不便があるため」「このまま家賃を払い続けることがもったいないと思うようになった」といった漠然とした欲求や不満に関する項目がトップ3となっています。この中から住宅購入済みの人に焦点をあててみると、「2017年4 月(消費増税の当初予定)前に建てたいと思った」、「子供の小学校・中学校などの学区を考えて」、「いい物件・土地が見つかったため」、「住宅ローン減税などの税制や金利など、今が買いどきだと思った」、「家族の将来をイメージできるようになった(家族が増えたなど)」などが高くなっており、漠然とした欲求や不満に加えて、税制度や金利など社会制度や金融政策の変化や、家族のライフステージの変化が、購入検討に踏み出すきっかけとなっていることが伺えます。

 我が家にとっての「ベストなタイミング」をつかむためには、何よりも情報収集が重要です。預貯金額、家族構成、子どもの就学など我が家の現状分析に加えて、住宅ローン金利、消費税増税、住宅取得資金などの非課税制度など税制に関する最新情報、狙っているエリアの物件情報などに日ごろから関心をもち、是非ベストなタイミングでマイホームを手にいれましょう。