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コラム家の広さが景気回復の指標に

株式会社トムス マーケティングリサーチチーム 寺島知津

家の広さは景気に左右される!?

 家づくりでまず考えなければならないのは、住まいの広さ。家族の人数やライフスタイルを踏まえて、妥協したくはないポイントの1つです。予算を考えると、頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。
 さて、住宅着工統計(国土交通省)より、静岡県の新設戸建住宅一戸当たりの面積について時系列推移を見ると、「持家」いわゆる注文住宅では、平成17年以降右肩下がりの傾向が続いています。一方、「分譲住宅」いわゆる建売住宅については平成21年にかけて下降傾向が続き平成25年まで低めで推移していましたが、平成26年、27年は回復傾向となっています。従って、注文住宅と建売住宅の一戸当たりの面積の差は徐々に縮まりつつあり、注文住宅と建売住宅で悩む人が増えているかもしれません。

面積が広くなる=景気回復の兆し

 ちなみに平成27年度に新設された「持家(注文住宅)」の一戸当たりの面積を都道府県別で比較したところ、静岡県は122.8㎡で、都道府県別24位となっています。全国平均が122.9㎡ですから、ちょうど平均くらいと言えます。
 では、住まいの広さは何を基準に考えたらよいでしょうか。参考となるのが、国土交通省の「住生活基本計画(全国計画)」で定めた水準です。都市部の郊外や都市部以外の戸建を想定した「一般型誘導居住面積水準」では、世帯人数4人の目安として125㎡を掲げています。平成27年度の静岡県平均122.8㎡は世帯人数4人の広さに近い数値となっていますね。

新設戸建住宅の一戸当たりの面積推移

 新設住宅の着工面積は景気の先行指標の1つとなっています。リーマンショック以降は消費に対して慎重にならざるを得ない状況が続いており、それが住宅着工面積にも表れているものと思われます。今後、景気に明るい兆しが見えてくることで、再び広い家が増えてくるかもしれません。

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