気になる建築のこと

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気になる建築のこと

日本は世界で一番住宅工法の種類が多いと言われます。十分に吟味して決めたくなりますね。

注文建築では、建売とは異なり、工法が選択できます。日本は世界で一番住宅工法の種類が多いと言われます。十分に吟味して決めたくなりますね。木造あり、鉄骨造あり、鉄筋コンクリート造あり。分類の仕方にもよりますが5種類とも6種類とも言われます。ログハウスも入れると7種類?ただ「どれが一番良いのか」という話にはならず「何を重視して選ぶか」という選択となります。木造には木造の良さが有り、鉄筋コンクリートにもその良さが有ります。どのような建築工法があるのでしょうか?

木造か、鉄骨造か、コンクリート造か

5種類とも6種類とも言われるように、多くの工法がありますが、実は、日本の約8割以上の住宅は、木造です。北米でも工法こそ違いますが、9割が木造だそうです。木材が住宅の材料として適している事の証明でしょう。一方、メーカーによっては、鉄骨系に特化して技術を蓄積しています。防災意識が高いと言われている静岡県では、コンクリート系も一定の支持を受けています。

木造建築では在来工法が主流 ※在来工法とツーバイフォー工法の二つ

日本の木造建築の約8割を占める工法が、木造軸組み工法で、在来工法とも言われます。古来より我が国の住宅建築の主流です。日本の気候風土に合っている事が、現代まで受け継がれた理由でしょう。設計の自由度も高く、比較的コストも低く抑えられます。近年では、耐震性能も向上し、気のぬくもりを感じられる工法です。もう一つは、北米から来たツーバイフォー(2×4)工法です。2インチ×4インチの材料を使うことからこう呼ばれます。在来工法より耐震耐熱に優れます。

鉄骨にも二つの工法有り 軽量鉄骨と重量鉄骨

鉄骨系は、使用する部材が厚さ6mm以下の鋼材で構造を作る鉄骨軸組工法と、厚さ6?超の重量鉄骨を使用する重量鉄骨ラーメン工法に分かれます。軽量鉄骨系は、規格化され、工場で大量生産しますので品質が安定します。重量鉄骨系は、ビルなどの大規模建築も可能で強固な構造を実現します。鉄骨系の耐震性能は木造を上回りますが、コストが高くなります。

鉄筋コンクリートも二つの工法が ※住宅ではプレキャスト工法が主流

戸建注文建築では、多くの場合、工場でパネルを作成するプレキャストコンクリート工法が採用されます。マンションなどの大規模建築では、現場で型枠を組み、生コンクリートを流し込み構造体を造り上げる場所打ちコンクリート工法が採用されます。他の工法に比べ、耐久性、耐震性に優れますがコストは高くなります。

気になるワード いろいろな家づくりの方法

建築設計事務所
一級建築士(建築家)が開業して設計を請け負う。抜群の自由度で理想の建築を実現し、建築業者の施工品質のチェックを行うことも可能。ただし設計料、工事監理費用は高額となる為、資金が潤沢なオーナー向けと言える。
地元の工務店
ハウスメーカーと比較して規模が小さいことが特徴の1つで、地元で長年住宅建築を請け負う実績のある工務店も少なくない。規模が大きな工務店はショールームを持っていることも。自由度の高い設計で、比較的低価格で提供できることを打ち出していることが多い。
リノベーション・古民家再生
流行の裏で、用地選択や設計の自由度などの成約は多い。コスト削減への期待に対して十分な回答を得にくいケースもあり、初心者向けとは言い難い側面も。

工法

工法

理想の家づくりを叶えるために、大事な要素の一つとして、「工法」があります。
一戸建て住宅には、さまざまな工法があるので、迷ってしまう方も多いでしょう。
それぞれの工法にメリットとデメリットがあり、工法の種類や特徴を知ることで、ご自身、ご家族の希望に合う工法を見つけ、家づくりの参考にしてください。

  • 在来工法

    木の柱と梁や筋交いなどを組んで骨組みを作りあげる日本の伝統的工法で、日本の住宅で現在最も普及している木材建築工法です。日本人が古くからなじんできた工法で、木のぬくもりを感じることができます。
    外壁材料や屋根形状など自由に設計でき、構造的な制約が少なく、間取りやデザインの自由度が高いのが特徴です。また、後の増改築が容易に行えるのも魅力です。
    一方、構造的な指針が不確定な分、工務店や大工さんの技能の熟練度によって、仕上がりや耐久性に差が出ることがあります。また、木造建築ゆえに、床下や屋根裏の湿気やシロアリ対策が必要になることも考慮すべきポイントです。

  • 2×4工法

    主に北米で主流となっている木材建築工法です。2インチ×4インチの部材でフレームを組み、合板などの板材で壁を構成、壁で建物を支える構造となっています。材料寸法や釘(くぎ)などが規格化されており、大工さんの技量に影響されずに、品質が安定した家をつくることができます。在来構造の柱の変わりに壁、梁の変わりに床や天井で支えるため、地震の揺れを面で分散させ、耐震性に優れています。また気密性、断熱性が高く、冷暖房に使用するエネルギーを抑えることが可能となります。
    一方、フレームの組み合わせで壁を構成させるため、在来工法に比べ、設計上の制約を受けます。また、増改築時の自由度も下がります。また、木造建築のため、在来工法と同様に床下や屋根裏のシロアリ対策が必要になります。

  • 鉄骨系プレハブ工法

    柱や梁などの構造体を、鉄骨で構成した工法です。薄い鋼板を加工したものを組み立てる軽量鉄骨造と、H型の太い鉄骨を組み立てる重量鉄骨造があります。使用される鉄骨は製鉄メーカーで規格化されているため強度や性能が均一で安定しています。また、鉄骨は工場内である程度溶接し、現場ではボルトを固定するだけなので、工期が短いことが特徴です。また、耐震性に優れており、木材のような乾燥収縮などによる反りや狂いなどが発生しないのも利点の一つです。
    一方、規格化されている分、自由なデザイン設計がしにくく、増改築やリフォーム時の自由度が下がります。また、鉄は熱電導率が高いため、断熱をきちんとしないと冬場は冷えやすく、壁の中や天井裏の鉄骨の表面で結露が発生する恐れがあります。

  • 木質系プレハブ工法

    木質パネルを組み立てて床・壁・天井を構成する工法です。2×4工法との違いとしては木質パネルを工場生産するところです。木材で組んだ枠に断熱材を入れた後、合板などの面材を張ってパネルを生産し、それを建築現場で組み立てます。木質パネルは、合理的設計で軽量化が図られ、地震などの外圧にも変形しにくい構造になっています。また、木質パネルに断熱材を充填するので、耐火性に優れていることが特徴です。
    一方デメリットとしては、木質パネルが工場で生産される分、デザインや間取りの自由度が低くなります。また、増改築のリフォームに対応しにくいこともあげられます。

  • コンクリート系プレハブ工法

    コンクリートパネルを工場生産し現場で組み立てる工法で、建て方は木質系パネル方式と同じです。耐震性と耐火性に加え、他の工法に比べて法定耐用年数が長く、耐久性にも優れています。また遮音性が高く、騒音対策に強みを発揮します。
    一方、家自体の重量が大きくなるため、強固な地盤が必要になります。ほかのプレハブ工法と同じく、間取り、デザイン、増改築のリフォームの自由度は下がります。

このように、主な工法だけでもこれだけ多くの特徴、注意点があります。
マイホームセンターでは、様々な工法を実際の住宅を体感しながら見学することができるので、それぞれの工法を比較することができます。
また、営業スタッフから、希望する住宅に合った工法を、より具体的に相談することができます。
是非一度、お気軽にお立ち寄りください。

耐震

耐震

日本に住む限り、地震への備えは必要です。
特に静岡県民の防災意識は全国トップレベルと言われています。
そんないつ発生するか分からない地震に対応できるような優れた強度や耐震性のある住宅が近年求められており、家づくりにおける重要な要素となっています。
そこで、地震対策として代表的な耐震構造、免震構造、制震構造の3種類の特徴、メリットデメリットについてご紹介します。

  • 耐震構造

    耐震構造とは太く頑丈な柱・梁で建物自体が地震に耐えうる強度で造られている構造です。この建築構造を取り入れることで、地震による建物の倒壊を防ぐことができ、下敷きになるなどの危険を回避できます。
    またメリットとして、ほかの2つの建築構造よりも工事が簡単であること、低価格での工事が可能であることがあげられます。
    一方、耐震構造は合板や金物で建物を地震の揺れから守っているだけで、地震の揺れが軽減されるわけではないので、2階、3階と上の階へいくにつれて地面の揺れより大きな揺れを感じてしまいます。また、地震のエネルギーが直接、建物に伝わるため、制振構造や免震構造に比べて 地震の揺れ等で壁や家具の損傷を受けてしまいます。

  • 免震構造

    免震構造とは、建物と地盤の間へ専用のゴムなどの装置を設置することにより、建物自体の揺れを軽減し、壊れにくくする構造です。
    免震構造のメリットは、建物の揺れを小さくできることです。揺れが小さいと家具や電化製品が落下しにくくなり、落下物による怪我などを防げますし、家の傷みを避けることが出来ます。さらに本来の震度よりも体感的な揺れを小さく感じさせるので、地震による恐怖を軽減できます。
    一方、免震構造は設置費用が高いことと高度な作業が求められる為、工期が伸びるリスクがあります。また、土台部分に対して、建物の揺れを許容するためのスペースも必要となることから、近隣に家が建て込んでいるエリアや、土地自体が狭いケースでは導入できないことがあり、また液状化しやすい地盤には向かないなどの土地、地盤の制約を受けることがあります。

  • 制振構造

    制振構造は、文字の通り地震の揺れを制御します。制振構造では、外壁と内壁の間に弾性のある制振ダンパーを取り付けることで、装置が地震の揺れを吸収します。そして、地震の揺れのエネルギーを制振ダンパーが熱エネルギーへ変換し、揺れを軽減させます。
    制振構造のメリットは、繰り返し起きる地震の揺れに対応できることです。2階・3階以上部分の揺れが少ないのが特徴であり、そのため、建物への負担を軽減し、傷みを和らげることが可能です。このほかにも、風によって起きる揺れも軽減できるとので、制振構造は、地震だけでなくそのほかの自然災害の揺れにも対応できます。また、土地、地盤の制約をほとんど受けません。
    ただ、振動エネルギーを吸収して損傷を大幅に軽減できるようにする装置ですので、免震構造ほど揺れの強さを軽減する効果はなく、大地震に大きな効果を発揮するというものではありません。

このように耐震構造・免震構造・制震構造のどれがいちばん効果的であるかは一概には言えず、立地や地盤、階数、形状、コストなどを総合的に判断して決める必要があると言えます。
マイホームセンターでは、営業担当からもっと詳しい説明が聞けますので、ぜひ一度足をお運びください。

キッチン

キッチン

キッチンは、一日の多くの時間を過ごす大切な場所の一つであり、そのキッチンの使いやすさ、広さ、収納性、デザインなどが自分の合っていると、料理を作りたくなることもあるのではないでしょうか。
現在、様々な種類のキッチンがあります。
最適なキッチンを見つけるために、理想のキッチンについてご家族で話し合い、きちんとそれぞれのメリット、デメリットを理解することが大切です。

  • I型キッチン

    I型キッチンとはコンロからシンクまでが横一直線に並んでいるキッチンの事を言います。
    一般的な住宅で一番よく使われています。またキッチンの前にカウンターができるので、セミオープンキッチンと呼ばれることもあります。
    シンプルな形状で、下ごしらえから調理、配膳までの工程をほぼ平行移動のみで済ませることができ、比較的狭いスペースでも採用可能です。

  • II型キッチン

    コンロ、作業スペース、シンクを2つに振り分け、平行に配置したキッチンの事を言います。?型キッチンを半分に切って2つに分けた形をイメージしていただくと分かりやすいと思います。
    作業動線が短くて効率がいいと言われます。またシンクとコンロが分かれているので、シンク、コンロそれぞれの横に広い作業スペースを設ける事ができるようになります。
    一方、それにより食材や鍋などの移動がデメリットになります。また、水で洗った食材を鍋に入れる際に床に水滴が垂れてしまったり、熱い鍋をシンクに移動する際に振り返らなくてはいけないなど、シンクとコンロが分かれているゆえの手間がかかります。

  • L型キッチン

    L型キッチンはその名の通りキッチンをL字型に曲げ、シンクとコンロを離して配置するキッチンの事を言います。
    I型キッチンよりも作業スペースが広く取れる上、キッチンがL字型になっているので移動が楽なのが特徴です。
    一方、L型キッチンのデメリットは、コーナー部分がデッドスペースとなりやすいところです。またL型キッチンを設置するにはある程度のスペースが必要となり、リビングやダイニングとのバランスに気を付ける必要があります。

  • U字型キッチン

    冷蔵庫、コンロ、作業スペース、シンクをアルファベットのUの形状に配置したキッチンのことです。
    作業スペースや収納スペースがL字型キッチン以上に広くとれるため、動線も短く使いやすいと言われております。
    ただ、設置するにはかなり広いスペースが必要となります。

  • アイランド型キッチン

    キッチンと壁が接する部分が無く、部屋の中で島のようになっているキッチンの事をと言います。
    メリットはリビングとキッチンが一体的になって開放感があることです。キッチンの周りを移動することができ、ダイニングへ料理を運ぶ際など、自由に最短距離で移動することができます。
    一方、デメリットとしてはリビングからキッチンが丸見えないところです。いつでもキッチンをきれいにしておく必要があります。また、開放感がある一方、油はねやニオイも部屋に広がりやすくなってしまいます。

  • ペニンシュラ型キッチン

    ペニンシュラとは英語で半島を意味し、アイランド型キッチンの左右どちらかが壁にくっついたキッチンの事を言います。広いスペースを取ってしまうアイランド型キッチンに比べ片方を壁に付ける分スペースを確保しやすくなります。またコンロの横に壁があるのでアイランド型キッチンよりも汚れにくく、アイランド型キッチンの持つ開放感や作業スペースの広さも持ち合わせている、いいとこ取りのキッチンと言えます。
    一方、アイランド型キッチンと比べると開放感と自由度を欠いてしまいます。

以上いかがでしたでしょうか。
キッチンは、料理をするだけではなく、家族のコミュニケーションが生まれる大切な空間です。ご家族の希望、予算、間取りを確認し、それぞれのキッチンのメリットとデメリットをふまえた上でキッチンを選ぶことが、重要です。
マイホームセンターでは、様々なモデルハウスのキッチンを見学することができます。
また、入居後に後悔しないよう、ご家族全員の希望に合ったキッチンを見つけてください。

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