住宅制度

住宅にまつわる税制優遇のまとめ ~実施期間に注意~

執筆者
株式会社Flap 矢島マコト

【補助金】条件が揃えば大きい

「地域型住宅グリーン化事業」
○長期優良住宅  ◇補助率:補助対象費用の10%以内 ◇補助金上限:100万円
○認定低炭素住宅  ◇補助率:補助対象費用の10%以内 ◇補助金上限:100万円
○性能向上計画認定住宅  ◇補助率:補助対象費用の10%以内 継続 ◇補助金上限:100万円
○ゼロエネ住宅  ◇:補助対象費用の1/2(新築の場合は、建設費の10%以内) ◇補助金上限:補助金活用実績が4戸以上の場合:150万円/4戸未満の場合:165万円 
※性能向上計画認定とは、省エネ性能が低炭素住宅並と認定された住宅
※地域材を使用する場合は20万円/戸、三世代同居に対応する場合は30万円/戸を補助金上限額に加算

「ZEH(ゼッチ)」
 経産省から環境省へ移管となるようです。 平成29年度は経産省の事業だった「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス 支援事業」 が、平成30年度は、どうやら環境省の事業となり「ZEH化等による住宅における低炭素化促進事業」という名目になりそうです。
○ZEH  ◇補助金:定額70万円
○ZEHかつ低炭素素材  ◇補助金:定額90万 
※低炭素素材とはCLT(直交集成板)やセルロースナノファイバー(補強材)といったCO2削減に貢献する材料 
※蓄電池を設置する際には1台当たり工事費5万円および1kW当たり3万円を追加補助

いつの間にか、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスが、ZEH(ゼッチ)という、頻用される略称に昇格してますね・・・ゼッチ、ゼッチ、ゼッチ。何だろう、この違和感は・・・ゼッチです、ゼッチです、ゼッチです・・・

【給付】住まい給付金

○所得に応じて最大30万円を給付(消費税率が10%になった場合、給付基礎額を変更予定)

この、所得に応じてという部分と、給付という語句からくる語感が、制定された経緯を物語っているような気がするのは不肖Yだけでしょうか。条件が整うのなら、給付金ですもの。ありがたく頂戴いたします。