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”外構”は家の顔。後回しにしていませんか。

執筆者
株式会社トムス 寺島知津

 家の顔と言われる「外構・エクステリア」。門塀やフェンス、玄関までのアプローチ、お庭、ウッドデッキなどは、外から見た家の印象を左右する重要な要素となります。外構・エクステリアを見ると、そのお宅のセンスの良さが伝わってきますよね。それなのに、家づくりにおいては意外と後回しにされることが多いようです。また、「建物に予算を使ってしまい、外構・エクステリアにお金を回すことができなかった」なども、よく聞く話です。
 最近5年以内に注文住宅を購入した静岡県民を対象としたアンケート調査によると、「外構・エクステリアの検討開始時期」は、外構・エクステリアを入居時までに設置した人のうち17.7%が「着工~建前段階」、28.0%が「建前~完成・引渡し段階」と回答しており、家づくりの後半戦にようやく「外構・エクステリア」に手を付け始めるお宅も少なくありません。もちろん外構・エクステリアのための予算をあらかじめ見込んでいるお宅もあるかと思いますが、そうではないお宅にとっては後半戦からのスタートでは想定外の出費となってしまいます。建物と併せて家づくりの早めの段階から外構・エクステリアを検討するのが良いと思います。
 実際にどのような外構・エクステリアを設置しているのでしょうか。アンケート調査によると「駐車場」(68.6%)、「砂利敷き」(59.4%)、「玄関回り」(53.7%)、「フェンス」(44.6%)、「アプローチ」(46.3%)などは多くのお宅で設置されています。特に駐車場などは大きなスペースが必要となるため、建物の設計と併せて早い段階から検討しますが、そのほかの部分については後回しになりがちかもしれません。
 まさしくインスタ映えする我が家にするために、外構・エクステリアも忘れずに考えていきましょう。

■外構・エクステリアの検討開始時
※入居時までに外構・エクステリアを設置した人(n=175)

■入居時までに設置した外構・エクステリア
※入居時までに外構・エクステリアを設置した人(n=175)

データ:2018年 住まいに関するアンケート(株式会社トムス)/静岡県在住で注文住宅を購入した人206人